- 「Uniswap(UNI)って仮想通貨?」
- 「Uniswap(UNI)に将来性はありそう?」
Uniswap(UNI)といえば流動性マイニングが行えるとして人気です。
また、分散型取引所(DEX)と呼ばれる管理者がいない体制は自由度が高く、
現在注目度の高い取引所なので、気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、Uniswap(UNI)の特徴や将来性について解説します。
Uniswap(UNI)とは
通貨名 | Uniswap |
単位 | UNI |
ブロックチェーン | イーサリアム(ETH) |
運営 | Uniswap |
最大供給量 | 1,000,000,000 UNIコイン |
現在の価格 | 979.20円 |
時価総額 | 717,196,972,995円 |
市場ランキング | 17位 |
公式サイト | Uniswap |
公式Twitter | 公式Twitter |
Uniswapは、2018年11月に開設した、イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上に構築された分散型取引所(DEX)で通貨の自動取引を実現する分散型取引所です。
「Decentralized EXchange」の略称。特定の管理者を持たず、ユーザーがシークレットキー(秘密鍵)や仮想通貨を管理する仮想通貨取引所のことです。
DEXについてはこちら
Uniswap(取引所)についての参考記事はこちら
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Uniswap(UNI)の特徴
特徴①独自トークンであるUniswap(UNI)を提供
Uniswap(UNI)はUniswap内の「ガバナンストークン」として発行されており、アプリケーションのさまざまな決め事の投票時に利用可能です。
分散型組織の運営について投票するためのトークンのことです。
さらに、Binanceなど大手の取引所に上場しているため、取引所での取引もしくは「流動性マイニング」の報酬として受け取ることができます。
保有している仮想通貨を「プール」という場に預け入れることで市場の流動性を提供し、利息と取引所が独自発行しているガバナンストークンをインセンティブとして受け取ることができるサービスです。
Uniswapでは、取引用の仮想通貨が集められたプールを設置しており、ユーザーはこのプールに対して取引を行います
また、ガバナンストークン「UNI」が流動性マイニングの報酬として配布されています。
保有している通貨を失うことなく手数料収入を得ることができるため、リスクの少ない投資方法として人気があります。
流動性マイニングができる通貨についての参考記事はこちら
流動性マイニングを行うメリット
- 流動性提供の利率が非常に高い
- 取引できる銘柄が豊富
- 配布されたガバナンストークンの価値が上昇することがある
流動性提供の利率が非常に高い
平均して非常に高いAPR(年換算利率)を得られることも、流動性マイニングの人気を後押しした要因の1つといわれるほど、利率が高いのが特徴です。
取引できる銘柄が豊富
日本の金融ライセンスを持つ、CoincheckやGMOコインといった中央集権型の取引所で扱う仮想通貨は、取引所に上場する際に、金融庁の厳密な審査を通過する必要があります。
金融庁の審査が通ったことで、安全安心という点では折り紙付きです。
しかし、そのような審査があることによって日本の取引所で扱われている通貨は約30種類ほどと非常に少ないです。
それに対して、海外の分散型取引所は100種類以上の通貨を取り扱っているところもあります。
また、流動性プール内に預けられているトークンの総ロック数(TVL)も、多いため、安心して取引を行うことが可能です。
配布されたガバナンストークンの価値が上昇することがある
流動性提供の対価としてもらえるガバナンストークンは、他のビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨同様、取引所で取引されるので、トークンの価格が上昇することがあります。
実際に、 Uniswap(UNI)もこれによって上昇した過去があります。
詳しくは、 Uniswap(UNI)の現在の推移価格で紹介します。
流動性マイニングを行うデメリット
- 短期ではなく長期的な視野が必要
- 変動損失(インパーマネントロス)の可能性がある
- サービスが終了することがある
短期ではなく長期的な視野が必要
流動性マイニングでは、短期での利益は期待できず、長期での運用が基本となります。
また、種類としては年利を表す数値にはAPR(年換算利率)の他にAPY(年換算利回り)があり、APYが1000%を超える銘柄も多く存在します。
※APYの数値が高い流動性プールは、価格が下落する可能性が非常に高い仮想通貨のペアとなっているので、十分注意して投資をしてください
変動損失(インパーマネントロス)の可能性がある
価格変動によって起こる損失のことで、流動性マイニングを行う上で避けては通れない存在です。
これは、流動性プールに預けるよりも、自身でホールドした方が実際は利益が出ている状態のことを指します。
流動性マイニングを行うか、自身でホールドするかはメリットやデメリットを考慮して、選択しましょう。
サービスが終了することがある
まだサービスを開始して間もない分散型取引所は、一定数のユーザーを確保する為にトークンを配布しています。
よって、ユーザー数が一定数を超えてしまうと、流動性マイニングによってガバナンストークンを入手できなくなることがあります。
実際に、Uniswap は2020年11月に、流動性マイニングを1度終了しました。
特徴②DEXのデメリットを解消
Uniswapは、イーサリアムブロックチェーンのスマートコントラクト機能を利用した「AMM型」の分散型取引所(DEX)です。
一定のルールに従って、自動的に取引を実行するシステムのことです。
市場が自律的に流動性を提供してくれるため、中央管理者のいないDEXでも円滑に取引を行うことができます。
ユーザー数の少ないDEXでは本来、中央管理者の仲介がなければ自由に仮想通貨をやり取りすることは難しいのですが、AMMというシステムを取引に取り入れることで、スムーズに仮想通貨をやり取りできるようになりました。
特徴③どんな仮想通貨でも上場させることができる
Uniswapでは、中央集権取引所(CEX)のように仮想通貨の上場審査がないためどのような通貨でも上場させることが可能です。
中央集権取引所(CEX)では、仮想通貨の新規上場の際には、運営元が審査を行い、新規上場しても問題の無い通貨なのかを判断していました。
ただし、どのような通貨でも上場できるという点はデメリットにもなり得ます。
具体的には、詐欺コインが上場されているケースもあるため、怪しい通貨に手を出してしまい損をしてしまう人もいます。
マイナーな通貨を取引できることはメリットではありますが、購入する通貨の情報は自分で調べてから取引(購入)するようにしましょう。
Uniswap(UNI)の現在の推移価格
Uniswap(UNI)が大手取引所Binanceに上場したのは2020年9月のことです。
2020年11月17日に1度終了した流動性マイニングによって、最大35ドルまで高騰し、トークンの価値が約12倍へ膨れ上がりました。
この流動性マイニングでは見返りとして合計600億ドル相当のUniswap(UNI)が無料配布されました。
上場直後はUniswap(UNI)の価格も安定していましたが、2021年に入り大ブレイクをしました。
その後、長らく減少傾向にありましたが、2022年7月現在では増加傾向にあります。
Uniswap(UNI)の将来性
DeFi・DEX市場が拡大すれば、開発に利用されたイーサリアム(ETH)の人気も上昇し、イーサリアム(ETH)を使っているサービスやアプリケーションの注目度も徐々に高まっていくと考えられています。
取り扱い銘柄数の増加
仮想通貨取引所は、取り扱っている銘柄数に応じてユーザー数が増加する傾向にあります。
Uniswapの場合はすでに1,500を超えるトークンを取り扱っていますが、さらに多くのトークンを上場させることで、利用者が増加することが期待できます。
イーサリアム(ETH)の「スケーラビリティ問題」
イーサリアム(ETH)は、ユーザー数の増加によってガス代(手数料のこと)が高騰してしまう事です。
この問題がイーサリアム(ETH)と関連サービスの状況を大きく変えてしまうおそれがあります。
競合の存在
競合であるPancakeswapはガス代が安いということもあり、今後他の競合との差別化をよりはかっていく必要があると考えられています。
PancakeSwapとは
- AMMを採用したDEXの一種
- 低コストの取引手数料で利用できる
- 非常にマイナーな草コインも取引可能
- 取引銘柄の種類が豊富
- イールドファーミングに参加可能
Pancakeswapについての参考記事はこちら
Uniswap(UNI)の利用方法
- STEP.01 登録
- 国内仮想通貨取引所の口座開設をし、ウォレットを登録する
- STEP.02 購入
- 国内取引所でイーサリアム(ETH)を購入
- STEP.03 送金
- 取引所で購入した通貨をウォレットに送金
- STEP.04 交換
- Uniswap(ユニスワップ)でトークンを交換する
このような流れで、Uniswapの流動性プールにトークンを預けることができます。
Uniswap(UNI)の購入方法
海外取引所のbitcastleでは、Uniswap(UNI)をクレジットカードで購入し、取引ができます。
取引銘柄 | 28種類 |
取引手数料 | 取引所:無料 販売所:入金時無料 |
最低注文数量(BTC/JPY) | 取引所:なし 販売所:出金手数料以上 |
公式サイト | bitcastle |
公式Twitter | 公式Twitter |
bitcastleについての参考記事はこちら
まとめ
Uniswap(UNI)は、「AMM型」の分散型取引所(DEX)です。
中央集権取引所(CEX)のように、管理者がいるわけではないので自由度が高く、さまざまなコインが上場されています。
また、流動性マイニングによって高い利率を得ることもできます。
その一方で、詐欺コインが流通している可能性や流動性マイニングを行うよりも自身でホールドしたほうが、利益が得られる可能性もあります。
メリットやデメリット、リスクを考えたうえで取引を行いましょう。