【最新】仮想通貨に関するおすすめ映画「トラスト・ノー・ワン: 消えた巨額仮想通貨を追え!」

近年仮想通貨の人気は増えていますね。
実は映画にも仮想通貨に関するドキュメンタリーがあるんです。
それが、「トラスト・ノー・ワン: 消えた巨額仮想通貨を追え!」です。

この映画で示された真相を詳しく説明します。

\ アプリダウンロード数 No1 /

『トラスト・ノー・ワン: 消えた巨額仮想通貨を追え!』の概要

タイトルTrust No One: The Hunt for the Crypto King
トラスト・ノー・ワン: 消えた巨額仮想通貨を追え!(日本語タイトル)
公開年2022年
上映時間1時間30分
ジャンルドキュメンタリー
視聴可能媒体ネットフリックス
音声英語・ブラジルポルトガル語
字幕英語・日本語・韓国語・ブラジルポルトガル語・簡体字中国語

まずは、こちら公式の予告編をご覧ください。

主な登場人物

  • クアドリガ創業者兼CEO ジェラルド・コットン
  • 妻 ジェニファー・ロバートソン
  • グローブアンドメール アレクサンドラ・ポサズキ
  • ポサズキの同僚  ジョー・カスタルド
  • バンクーバービットコイン組合  アンドリュー・ワグナー
  • クアドリガ共同創設者 マイク・パトリン
  • その他クアドリガ被害者

あらすじ

カナダ最大級の仮想通貨取引所だったCXQuadrigaCXで、ユーザーが仮想通貨を引き出せなくなりました。その理由は、創業者兼CEO ジェラルド・コットン(Gerald Cotten)がインドで死亡していて、コールドウォレットのパスワードがわからず取引所ごと姿を消したからです。彼はクアドリガCX取引所にウォレットを持つ10万人以上のユーザーの数百万ドル相当の仮想通貨にアクセスできる、唯一の人物だったのです。しかし、投資家は彼の死に疑問を抱きました。この映画は、事件の真実を追うドキュメンタリーです。

簡単な事件の流れ

簡単にクアドリガの事件をまとめます。

3ヵ月前取引所を作るためにプログラマーを探す
2013年クアドリガ設立
2018年秋ビットコインの大暴落
クアドリガでユーザーが資産を引き出しできない
(1億9000万ドル)
2018年12月9日インドでジェラルド死亡
2019年1月14日妻がフェイスブックにジェラルドの死亡を公表
ニュースでジェラルドの死亡が報道される
2019年2月クアドリガのサイトが突然閉鎖される

ユーザーがジェラルドの死を疑った理由

資産を引き出せないクアドリガのユーザーたちは、ジェラルドの突然の死を疑いました。「彼はまだどこかで生きていて、ユーザーたちのお金で悠々自適に暮らしているのではないか」「海外に逃亡したのでは」「顔や名前を変えて生きているのでは」などと様々な憶測が出回りました。そこで、被害を受けたユーザーたちはテレグラム(SNS)でグループを作り、今回の事件を調べ始めました。「ジュラルドは本当に死んだのか」彼らはグループ内で4つの疑惑を調べました。

その1 インドでクローン病の合併症で急死したから

ジェラルドが2018年12月に孤児院をつくろうとして、インドを訪れている際にクローン病の合併症で亡くなったと、妻のジェニファーはフェイスブックに声明を出しました。しかし、ユーザーたちは、インドで孤児院を作ること、クローン病の合併症で急死したことも疑いました。なぜなら、クローン病での死亡率が3%でユーザーたちはさらに疑いの目を大きくしていきました。

クローン病とは

炎症性腸疾患の一種で下痢の症状がある。

特定の食べ物で発症し、死亡例は少ない。

その2 死亡証明書のスペルミスがあったから

死亡証明書はもともとは記者が持っていたものですが、それを入手したユーザーたちがそこに書かれた氏名が異なることに気づきました。証明書に書かれていたのは「GERALD WILLIAM COTTAN」で実際は「COTTEN」と姓のスペルの違いがありました。公式な文章においてスペルミスがあることから、ユーザーたちは疑いました。

その3 共謀した人がいるのではないかと疑ったから

クアドリガのユーザー(被害者)たちは、今回の事件に関して何人かで共謀で行ったのではないかとも疑いました。犯人候補として彼らは二人の人物を挙げました。

犯人候補1 共同創設者 マイク・パトリン

・犯罪歴がある(詐欺)
・Talk Goldという投資詐欺のサイトに投稿をしていた
・クアドリガの共同創設者
・会社の運営では大きな力を持っていた

(ジェラルドがいつもマイケルに従うイメージがあった)

犯人候補2 妻 ジェニファー・ロバートソン(Jeniffer Robertson)

・妻だからこそ、夫の仕事関係は知っているはず
・ジェラルドが死亡した際に隣にいた
・声明文を死後1ヵ月経って、出した
・葬式で唯一棺の中を確認した
・元旦那も死亡している
・何度も名前を変更している

共同創設者 マイケル・パトリン 実際

彼は2006年に会社を離れていて、その後ジェラルドとの関わりはありませんでした。さらに、ジェラルドに妻がいたことも知りませんでした。彼はテレグラムのグループチャットで、ジェラルドのことを「ここ最近で秘密が増えたようだ」と語っています。

妻 ジェニファー・ロバートソン(Jeniffer Robertson)実際

ジェニファーは会社に関わっておらず、ジェラルドは実際にインドの病院で死亡していたことが後にわかりました。彼女は何回か離婚していますが、それによって名前も変更していました。

その4 過去に死亡を報道されたものの生きていた人がいたから

過去にヘッジファンドで詐欺をはたらいたS・イスラエルが刑務所に収監されている間に自殺したと見せかけて、生きていて一か月後に自首をしたという事件があったため、ジェラルドの死を疑いました。

ヘッジファンドとは

さまざまな取引手法を駆使し、市場が上がっても下がっても利益を追求することを目的としたファンド

広告

『トラスト・ノー・ワン: 消えた巨額仮想通貨を追え!』の真相・ネタばれ

もう一人のジェラルド

ジェラルドは、いつも笑っていてヲタク気質でした
しかし、実際はパトリンと同じく「Talk Gold」で投稿をし詐欺を働いていました
そこでのユーザー名は、「sceptre(セプター)」。
彼は、「S&S Investments」 という投資会社を立ち上げました。

そして、「Talk Gold」で大きな利益が得られると投稿をし、投資を持ちかけました。

はじめは投資家にリターンを行っていましたが、後にシステムごと消しています。もちろんお金も返していません。

クアドリガとジェラルドの真実

実は、このクアドリガという取引所ではユーザーが仮想通貨を購入しても、実際はその仮想通貨は存在しないというシステムになっていました。つまり、取引所にはお金が入っても、ユーザーには何も入らないということです。ジェラルドはこのように、取引所を装ってユーザーの資金を引き出し、優雅に生活していました。

「ポンジ・スキーム」とは

ある利用者が資金を引き出すときは、ほかの利用者の資金を使うという手法

しかし、この方法には弱点があります。

それは、利用者がいなくなることです。

クアドリガではそれが2018年のビットコインの大暴落でした。ビットコインの価値が下がることで、多くのユーザーはビットコインを変換しようと出金を行いました。多くのユーザーが資金を引き落とそうと申請をし、ジェラルドは困惑しました。はじめは、火消しを行っていました。

しかし、もともとの計画がうまくいかなくなったため、システムごと消したのです。

まとめ

結論はジェラルドの一人での犯行でした。現在、NFTや仮想通貨の盛り上がりがありますが、BTCの暴落によってこのような事件も起きました。この事件は「カナダ最大級の仮想通貨取引所」であることから、ユーザーは疑う余地もありませんでした。そのため被害も大きかったです。ここからいえることとして、取引所の選択には十分注意が必要でさらに全財産をかける場合には一層の注意が必要かもしれません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする