「仮想通貨で支払いができればいいのに」
「仮想通貨ってお金みたいなのに実際に使うことができなくて不思議」
この様に思ったことはないでしょうか?仮想通貨は「通貨」とはいえ商品の購入に使うことはできず、実生活で現金の役割を果たすことはほとんどない不思議な存在でした。
そこで今回ご紹介する仮想通貨はAlchemyPayという仮想通貨決済代行サービスを提供する銘柄に注目します。
この銘柄は仮想通貨での支払いを可能にするサービスを提供し、現在多くの企業が導入を検討している将来性抜群の仮想通貨です。
またユーティリティトークンであるACHはコインベースに上場するなり価値が急上昇するなど投資銘柄でも注目されています。
- AlchemyPayとは?
- AlchemyPayの特徴が知りたい
- 投資先として将来性があるのか気になる
この様な疑問を解決する内容となっていますので、是非最後までご覧ください。
目次
AlchemyPay(ACH)とは?
名称 | AlchemyPay |
トークンシンボル | ACH |
過去最高値 | \25(2021/8/6) |
過去最安値 | \0.16(2021/7/20) |
公式ホームページ | https://alchemypay.org/ |
公式Twitter | https://twitter.com/alchemypay |
AlchemyPayは仮想通貨での決済を可能にするサービスを提供する仮想通貨で、このサービス導入しているショップではお手持ちのBTCやETHを支払いに使うことができます。
現在AlchemyPayの導入企業は世界70か国以上に及び300種類以上の決済チャネルでサポート。楽天ペイやPayPalなどもサポートしています。
- PayPal
- 楽天Pay
- VISA
- MasterCard
- gojec
- true money
- indosat ooredoo
など
その他ACHを取り扱う市場、接続可能なウォレット、マーチャントネットワークの種類も多数用意されていて、多くの企業とパートナーシップ契約を結んでいることから新しい決済システムとしての期待値は非常に高いと言えます。
AlchemyPayの目標
AlchemyPayの目標は仮想通貨の決済だけではなく、仮想通貨とフィアット通貨(法定通貨などの貨幣のこと)のやり取りをスムーズに行えるサービスの提供を目標としています。
仮想通貨とフィアット通貨では価格の変動率や、通貨に対する信頼度に大きな開きがあり仮想通貨を支払いに利用するのは難しい問題とされていました。
何が問題かというと、例えば今日1000円の価値があった日本円が明日1円になることはまずありませんが1000円だった仮想通貨が翌日に1円になることはしばしばあります。
決済で使用された仮想通貨が現金に代わる前に価格が暴落してしまえば企業大きな損失を抱えますし、価値が上昇する可能性もあるとはいえわざわざリスクを負う必要もありません。
AlchemyPayではこの「現金に代わるまでの価格変動問題」を解決するためにレイヤー2方式のブロックチェーンを利用した決済システムを構築し、高速の取引処理を実現。価格変動における損失のリスクを最小限にしています。
もちろんすべてのリスクが解消するわけではありませんが取引の高速化により従来の仮想通貨の支払いシステムよりははるかに安全となりました。
補足:レイヤー2方式とは
ブロックチェーンの取引処理(トランザクション)は1本のチェーンで順番に繋がれ、処理のすべてを記録する必要がありました。
そのため利用者が増えればトランザクションの数が増加し、処理が遅延。仮想通貨から現金への変換に時間がかかるというのはこのような仕組みから発生します。
レイヤー2方式とは1本のブロックチェーンを2層に分けてトランザクションの処理を役割分担させ、処理を高速化する仕組みです。
この方式は処理の高速化だけではなくブロックチェーンの負担の度合いによって増減するガス代(取引手数料)を削減する効果もあり、AlchemyPayだけではなく大きなネットワークでの使用を想定している仮想通貨では多く利用されています。
参考記事はこちら
\ アプリダウンロード数 No1 /
AlchemyPay(ACH)の特徴
AlchemyPayは決済インフラを整えるために独自の技術やシステムを構築しています。その中でも特に特徴的なものをいくつかご紹介します。
特徴①大規模な商用アプリケーションの運用
AlchemyPayではPushPayとPullPayという2つの商用アプリケーションを用いた決済システムの構築を進めています。
このアプリケーションはpaypayやLINEpayといったQR決済アプリに近いシステムになっていてPushPayは支払先で提示されたQRコードをスキャンすると自動でACHを使った支払いが完了します。
PullPayはユーザーが何らかの商品を購入すると、決済から支払い完了までの承認を一括で自動的に完了させる機能を持っていて、公共料金の支払いや電話料金、タクシー運賃などの従量制サービスでの支払いを想定したアプリケーションとなっています。
サポート機能の充実
このアプリケーションは従来の中央集権型の支払いサービスとは異なり管理者の存在しない分散型のシステムをベースに構築されています。
そのため企業が運用方法を変更したり、新しいサービスの提供を開始した場合のシステム設定は中央管理者が代行するわけにはいかず企業側が自ら設定する必要があります。
しかしこの設定は専門的な知識に乏しい人にはやや複雑で困難であることからAlchemyPayでは専門のサポート機能を用意しており、システムの再設定から効率的な運用方法、導入までの手順をアドバイスします。
商用アプリケーションの問題点
仮想通貨を支払いに利用できる点は今後の暗号市産業界にとって非常にポジティブなニュースですが商用アプリケーションの導入によって仮想通貨の支払いによる問題点が全て解決されるわけではありません。
この点については公式のホワイトペーパーにも記載されていますが、仮想通貨の決済は価格変動のリスク以外にも、通貨の流動性、ボラティリティ(価格変動率)、通貨の透明性といった問題が存在し、そのどれもが不利益を生じるリスクをはらんでいます。
AlchemyPayの商用アプリケーションの導入は仮想通貨支払いの利便性を高めてはくれますが解決していない潜在的なリスクが潜んでいることも忘れてはいけません。
特徴②AlchemyPayのスマート決済システム
AlchemyPayのコンセプトは「仮想通貨とフィアット通貨のシームレスな決済ツールの提供」です。そのためAlchemyPayを用いた決済は仮想通貨だけではなくフィアット通貨も使用可能となっています。
両方の通貨を取り扱うためAlchemyPayのスマート決済システムでは通貨の種類に応じて通貨の取り扱いを変更しており、以下のような仕様となっています。
AlchemyPayの仕様の解説
上記のイメージを参考にAlchemyPayを実際に利用したときの内部処理を見ていきましょう。
- まずクライアントが支払った通貨がフィアット通貨であればフィアット通貨用のウォレットへ、仮想通貨であれば仮想通貨用のウォレットに振り分けます。
- それぞれのウォレットに対応したインターフェースを利用し、決済処理を実行。インターフェースは「POS Terminal Integration」「APP API/SDK Plugin Gateway」「DAPP Wallet SDK」の3種類を使い分けます。インターフェースの振り分けの詳細については非常に複雑のためここでは割愛します。
- 次にバックエンド側ではAlchemyPayがインターフェースで処理された決算内容を統合し、それぞれの通貨を利用可能なプラットフォームへと振り分けます。
- 最後に業者はそれぞれのプラットフォームから引き出したい通貨の種類を指定すれば、好きな通貨が振り込まれます。
この様に内部処理を統合することで支払いに使用された通貨の種類にかかわらず引き出すときには好きな種類の通貨を選択することができるため通貨の種類を選ばず決済が可能になります。
特徴③Crypto-Linked-Cards(クリプトリンクカード)
クリプトリンクカードはAlchemyPayが発行する仮想通貨対応のデビットカードです。カードブランドは「VISA」か「Master Card」の2つが選べるようになっていて、作成するときは好きな方を選ぶといいでしょう。
このカードはICを利用した非接触型決済カードとなっていて5000万件以上のVISA、もしくはMasterCardの加盟店で利用できます。
またgooglePayやApplePayと同期させることでおサイフケータイ機能の引き落とし先をAlchemyPayに設定可能することもできます。
利便性が高く様々な利用方法が選択できるクリプトリンクカードはAlchemyPayを利用する方なら是非作っておきたいカードです。
AlchemyPay(ACH)の現在の推移価格
コインベースに上場直後は勢いよく上昇したACHですが、その後の勢いが続かず現在は下落基調となっています。
さてここからの今後の価格推移の予想は正直少し難しいというのが本音です。というのもテクニカル分析の観点から言えば出来高も少なく、上昇の兆しが全く感じられないのですが、AlchemyPayを導入する企業の増加次第ではあっという間にACHの価格は上昇すると考えられるからです。
そういう意味では将来性に期待ということで今後は上昇していくと考えてもいいのですがAlchemyPayのサービスの枠組みが完成している以上、この先の成長は外部の要因次第といったところでしょうか。
以上の要因からACHは現在のところは様子を見るのが無難でしょう。
AlchemyPay(ACH)の今後と動向
AlchemyPayは現在もサービスの拡大のために新たな試みを続けており、凄まじいスピードでシェアが拡大しています。
特に先日の公開されたトピックの中にinstpowerがAlchemyPayと提携という記事を見かけたのでこちらを紹介していきます。
instpowerは海外発のモバイルバッテリーレンタル会社で、日本にも支社を置いている大型企業です。
今回AlchemyPayはinstpowerと提携し、バッテリーのレンタル料金をAlchemyPayで支払えるようにするという報道がありました。
instpowerは現在世界中で利用者が急増しており、このサービスの支払い方法に仮想通貨が選択できるというのはAlchemyPayの将来性が期待されるビックニュースと言えます。
今後もAlchemyPayでは最新の情報を更新し続けていくようなので興味がある方は公式ページをチェックしてみましょう。
AlchemyPay(ACH)の購入方法
ACHは国内外の仮想通貨取引所では直接購入することができず、購入はbinanceを始めとした海外の仮想通貨取引所がメインとなります。
しかし「ユニスワップ」という仮想通貨両替サービスを利用すると日本円でもACHを購入可能になるので、「海外口座を持っていない」「海外の取引所の利用は少し不安」という方は以下のやり方でACHを購入してみてください。
- STEP.01購入
- まずはETHを購入します。購入には日本の仮想通貨取引所であるCoincheckを利用
- STEP.02転送
- ETHが購入できたらMetamaskという仮想通貨専用のウォレットにETHを転送
- STEP.03接続
- 転送ができたらユニスワップにアクセスし、ウォレットを接続
- STEP.04交換
- 以上の手順が完了したらあとはETHをACHに交換し、ウォレットに通貨が転送できたことを確認したら入手完了
参考記事はこちら
ETHの購入にCoincheckを利用する理由
ETHはどの仮想通貨取引所でも購入可能ですが、今回は日本円でACHを手に入れることが目的のため日本の仮想通貨取引所である「Coincheck」をご紹介しました。
Coincheckは日本国内の企業が運営する仮想通貨取引所なので安全に、安心して取引することが可能です。
口座開設は無料で行えますし、スマートフォンからなら最短1日で取引可能になります。まだ仮想通貨の口座をお持ちではない、ETHをどこから購入しようか悩んでいる方は是非Coincheckからの購入をご検討ください。
【まとめ】AlchemyPayを使うと仮想通貨の買い物ができるようになる
AlchemyPayの解説は以上です。このサービスは今後更に広がりを見せれば、仮想通貨は支払方法としても一般的に認知され、その役目が大きく変化するかもしれません。
しかし依然として仮想通貨の性質による支払いのリスクは解決しておらず、今すぐに普及するといった話にはなりませんが、AlchemyPayの登場は非常に期待の持てるサービスであることに変わりはありません。
いつかお店で「お支払いは?」「仮想通貨で」なんてやり取りになる未来が来るかもしれませんね。