「Orion Protocolってどんな仮想通貨?」
「投資に向いている銘柄なの?」
「将来性が気になる」
Orion Protocolはウォレットから仮想通貨取引市場へダイレクトにアクセスできるプラットフォームを提供する仮想通貨で、DEXやスワッププールの普及に伴って注目を集めています。
本記事ではそんなOrion Protocolの概要や将来性、投資銘柄としての期待度を詳しく解説します。Orion Protocolに関する情報を集めている方や、将来性が期待できる投資銘柄を探している方の参考となる内容となっていますので是非最後までご覧ください。
目次
Orion Protocol(ORN)とは
名称 | Orion Protocol |
トークンシンボル | ORN |
過去最高値 | \3724(2021/3/22) |
過去最安値 | \68(2020/7/16) |
公式ページ | https://www.orionprotocol.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/orion_protocol |
Orion Protocolは複数のDEXやCEX、スワッププールなどの金融市場にまとめてアクセスできるプラットフォームで、個別にアカウントを作成しなくてもOrion Protocolに対応している市場であればダイレクトにアクセスすることができます。
一見そこまで大きなメリットを感じられないこのプラットフォームですが、注目された理由にはDEXやCEXの急速な発展があります。
現在、仮想通貨を取引するDEXやスワッププールは数多くリリースされていて、サービスごとに取り扱いの銘柄や取引レートが異なる状態でした。
そのためトレーダーは有利に取引を行うために複数の市場をチェックし、自分にとって最適なレートを提示している業者を探す作業が必要となり、DEXが増えることによって調査に手間がかかることは機会損失のデメリットとなっていました。
ところがOrion Protocolのプラットフォームを利用すると主要な取引市場には全てアクセスできるため、取引したい銘柄の最適なレートを提示する業者を探す手間もなく常に有利なレートで仮想通貨を取引できます。
これは仮想通貨の取引を頻繁に行うユーザーには非常に便利な機能で、今後仮想通貨の利用者が増加すれば更にサービスが発展していくと思われます。
また複数の仮想通貨市場を利用するにあたって場合によってはいくつかのウォレットを作成しなめればならない必要がありましたがOrion Protocolのプラットフォームでは1つのウォレットですべての市場に対応します。
これによるメリットはウォレットごとの「アドレス」の管理が非常に楽になるということ。
仮想通貨の送金をされたとこがある方ならご存知かもしれませんが、仮想通貨の送金や入金にはウォレットごとに割り当てられたアドレスを指定する必要があります。
このアドレスは27~36個の文字列からできていて、複雑にも拘わらず入力を間違えて取引した場合は送金(もしくは入金)した仮想通貨がそのまま失われてしまう可能性があるため慎重に入力しなければなりません。
この入力作業が取引市場ごとに異なれば当然ミスが起きる場合もありますし、最悪資金を失う恐れがあります。
Orion Protocolではこういったリスクを最小限にしてくれるので複数のウォレットを利用して仮想通貨取引を行う方にもオススメのプラットフォームです。
用語の解説について
Orion Protocolは仮想通貨のあらゆる市場を取り扱うため馴染みのない単語が出てくるでしょう。Orion Protocolを知るうえで重要なワードをいくつか補足していきます。
CEX
CEXは中央集権型取引所と言い、証券会社や銀行を仲介して取引するように管理者が存在する取引所のことを言います。
第三者が介入するため取引コストや送金スピードの遅延はありますが比較的安全で利用しやすいことが特徴です。
有名なCEXと言えば「binance」「Coincheck」「Coinbase」などが挙げられます。
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DEX
DEXは分散型取引所と言い、中央管理者を置かない取引市場を指します。CEXの対義とされる取引所で中央管理者は不在。取引は参加者同士が直接行う方式です。
第三者が介入しないため取引コストも安く送金がスピーディに行われることがメリットですが安全性や確実性の面ではCEXに劣ります。
仮想通貨同士の交換ではこちらを利用する場合がほとんどで、特にCEXに上場していない銘柄を購入する際にはDEXをの利用が一般的です。
よく利用されるDEXには「uniswap」「PancakeSwap」などが挙げられます。
またこれらのDEXには取引用のトークン(流動性トークン)を保管するプールがあり、こちらを「スワッププール」といいます。
このスワッププールにトークンを預けると報酬を得ることができ、このような収益方法をイールドファーミングと言います。
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Orion Protocol(ORN)の特徴
Orion Protocolのプラットフォームは取引だけではなく投資用のプラットフォームとしての一面も持っていて、以下ではOrion Protocolのプラットフォームの特徴を3つご紹介していきます。
特徴①オリエントトレーディングターミナル
こちらは先ほどの概要でも軽く触れた特徴ですが、Orion Protocolのプラットフォームであるオリエントトレーディングターミナルを利用すると常に最適なレートで仮想通貨の取引を行うことができます。
仮想通貨の価格は取引所によって価格が多少異なることがあり、最適なレートで取引するためにかいくつかの取引所を見て回る必要があります。
ところがオリエントトレーディングターミナルを利用すれば1つのアカウントで対応するすべての取引所から最適なレートを拾ってきてくれるので、レートを探す手間を省いて有利な取引が可能です。
内部価格マッチングエンジン
オリエントトレーディングターミナルで発注した注文は発注先である外部の取引所にアクセスしなくてもOrion Protocol内部で注文を確認・操作することができます。一般的なDEXよりも取引手数料の安いオリエントトレーディングターミナルを利用することで取引コスト削減に繋がり、多くの注文を発注するユーザーにはとてもメリットがあります。
IEOへの参加サポート
IEOとはブロックチェーンを利用してサービスの開発・運営を行う企業が資金調達のために仮想通貨のトークンを販売することを言います。
Orion ProtocolではこのIEOを新規に行う企業をバックアップし、安全で参加者優先の取引基盤を提供します。
この機能は一般ユーザーにはあまり利用されない内容かもしれませんが、積極的にIEOを検討してる企業にとってはOrion Protocolのプラットフォームを利用するきっかけの一つとなるかもしれません。
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特徴②ポートフォリオの管理ツール
Orion Protocolでは取引内容の分析やポートフォリオ管理、予約取引決定の通知などをWeb上、もしくはモバイルアプリケーションで参照できるツールを提供しています。
このツールは証券取引所などが提供している取引ツールと同等の機能を持っており、取引履歴はもちろん現在の口座残高、取引損益、ポートフォリオ構成などを確認・操作することができます。
特にポートフォリオに関しては内訳を一目でわかるようになっており、構成銘柄ごとの損益やポートフォリオの戦略比較機能が利用できます。複数の銘柄を取引するユーザーには非常に有用なツールとなっていて仮想通貨投資のポートフォリオを管理されている方は一度利用してみるといかがでしょうか。
ポートフォリオとは
ポートフォリオとは金融商品などの組み合わせのことで、この場合では仮想通貨の保有銘柄の構成割合を指します。
ポートフォリオには様々な戦略があり、自分の資産形成のイメージに合った構成をとる場合や、あらかじめ業者が設定したポートフォリオ銘柄で構成する場合もあります。
具体的なポートフォリオの例として挙げるとすれば比較的保守的な構成であれば投資資金のうち、BTCなど安定して人気のある銘柄を80%、草コインなどの大きく変動する可能性のある銘柄を20%にしてリスクを抑える戦略。
攻撃的な構成では新規上場する銘柄30%、草コイン30%、メジャー通貨40%といったハイリスクハイリターンの戦略などが考えられます。
Orion Protocolのポートフォリオ戦略比較機能はそれぞれの戦略によって得られるリターンやリスク、構成比を検討し最適なポートフォリオを設定するツールとして利用できます。
特徴③取引アドバイスに関する情報提供
Orion Protocolのプラットフォームではプロのトレーダーや専門家のレポートや分析資料が提供されます。
特に重要性の高いレポートや市場の動向に関する投稿はメールですぐに通知を受け取ることができ投資サポートツールとして機能します。
また提供される情報ソースは多岐に渡るため、ユーザーはソースの選定や優先順位をつけて自分の信頼するデータのみを閲覧できるようにカスタマイズも可能です。
ORNの現在の推移価格
ORNは大きな下落トレンドに入っており高値付近では10ドル以上だった価格も1ドル前後まで値下がりしています。
Orion Protocolのサービスの主軸が仮想通貨の取引用プラットフォームを提供しているため、仮想通貨市場の取引が乏しくなればORNも合わせて下落していくのもやむを得ないでしょう。
実際2022年に入ってからは相場のリセッション警戒や地政学的リスクの台頭など市場にとって逆風となる出来事が多く、仮想通貨を始めとしたリスク資産への資金流入は減少しています。
この現状が打開されない限りORNの価格上昇は見込めないと考えていますが、裏を返せば銘柄自体の評価によっての下落ではなく外的要因に左右されている下落なので長期目線の投資であれば将来的な価格上昇の期待値は高い銘柄であると言えます。
Orion Protocol(ORN)の今後と動向
Orion Protocolは2022年5月時点で基本的なサービスの開発は終了し、メインプラットフォームである「オリオントレーディングターミナル」がリリースされています。
今後の新サービスの開発状況の発表はされていませんが恐らく今後の流れとしてはモバイルアプリの開発に着手するのではないでしょうか。
というのも主要なDEXやCEXウォレットはモバイルアプリに対応しているものが多く、これらを一括管理するOrion Protocolだけがモバイルアプリに対応しないというのは少し考えにくいと推測しています。
また発注予約の通知サービスは既にモバイルアプリに対応していることも開発が進行すると予想する根拠の一つです。
最新の情報は公式Twitterに公開しているので今後の詳しい動向が気になる方はチェックしてみてください
Orion Protocol(ORN)の購入方法
ORNは公式から直接購入する場合「MoonPay」を利用するのですがこちらのサービスは日本国内から利用できないのでORNを取得する際はDEXを利用して日本円で購入するといいでしょう。
以下ではDEXの一つであるユニスワップを利用してORNを入手する方法をフロー形式で紹介しているので購入を検討されている方は参考になさってください。
- STEP.01購入
- まずはETHを購入します。購入には日本の仮想通貨取引所であるCoincheckがおすすめ
- STEP.02転送
- ETHが購入できたらMetamaskという仮想通貨専用のウォレットにETHを転送
- STEP.03接続
- 転送が確認できたらユニスワップにアクセスし、ウォレットを接続
- STEP.04交換
- 以上の手順が完了したらあとはETHをORNに交換し、ウォレットに通貨が転送できたことを確認したら入手完了
参考記事はこちら
ETHの購入にCoincheckがおすすめな理由
ETHはどの仮想通貨取引所でも購入可能ですが、運営企業のほとんどは海外に拠点を持っていて、万が一の際のサポートにやや不安が残ります。
しかしCoincheckは日本国内の企業が運営する仮想通貨取引所なので安全に、安心して取引することが可能です。
口座開設は無料で行えますし、スマートフォンからなら最短1日で取引可能になります。まだ仮想通貨の口座をお持ちではない、ETHをどこから購入しようか悩んでいる方は是非Coincheckからの購入をご検討ください。
【まとめ】仮想通貨の取引をするならOrion Protocolを利用してみよう
Orion Protocolの解説は以上です。
Orion Protocolは仮想通貨の取引を頻繁にされる方にお勧めのプラットフォームですが、これから始めようという方にもお勧めです。
特徴の項目でもご紹介しましたが、Orion Protocolを利用すると複数の市場で取引が可能なので市場選びや取引コストに悩む必要がなく、仮想通貨取引に不慣れな方にはとても便利なツールとなっています。
複数の市場で取引をしていてアカウント管理が大変な方や、初めて仮想通貨を取引するときにどの取引ツールを使おうか悩んでいる方はぜひOrion Protocolを利用してみてください。