「RMRK(RMRK)ってどんな仮想通貨?特徴は?」
「RMRK(RMRK)の将来性はある?」
本記事ではこのような疑問を解決すべく、RMRK(RMRK)について解説します。
RMRK(リマーク)は、NFTを単に保有するだけでなく、アップグレードさせたり、DAOで管理したりすることを目指す、NFTプロトコルプロジェクトです。
RMRKの基本的な情報のほか、特徴や将来性など様々な情報を深掘りしていますので、RMRKの将来性が気になる方、NFTやメタバースに興味がある方は、ぜひご覧ください。
目次
RMRK(RMRK) とは
名称 | RMRK(リマーク) |
シンボル | RMRK |
公式サイト | https://www.rmrk.app/ |
公式Twitter | https://twitter.com/rmrkapp |
Telegram | https://t.me/rmrk_ann |
ディスコード | https://discord.com/invite/EFwzZv7U4a |
RMRK(リマーク)は、スイスのツークでBruno Skvorc(ブルーノ・スキボルク)氏によって設立された、世界で最も先進的な次世代NFTを目指すNFTプロトコルプロジェクトです。
2021年頃からNFTは勢いを増していますが、多くのNFTの実情は過剰な価格が付けられたデジタル画像であり、有効な利用方法の道筋が見えるのを待つ状況にあるのも事実です。
RMRKはそんな現状を打破すべく、NFTに長く続く流動性を持たせようとしています。
それは「時間をかけてアップグレードして成長していくNFT」であったり「異なるプラットフォーム同士でも互換性があるNFT」「DAOで管理可能なNFT」というようなイメージです。
NFTの考え方を根本から変えるRMRKは、Kusama(クサマ)チェーンで急速に拡大しています。
2021年6月にはUnique Network(ユニークネットワーク)と提携し、無関係な2つのNFTを共有し使用できるアイテムセットを表示させ、プロジェクトをまたぐ初のNFT統合を実証しました。
RMRKが発行するトークンが「RMRK」です。組織の意思決定に参画することができるガバナンストークンとしてだけでなく、ステーキングやプロジェクト通貨としても使用されます。RMRKは現在、Kucoin.com、Gate.ioで取引されていますが、日本国内の取引所では取り扱いがありません。
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RMRK(RMRK) の特徴
NFTの可能性を広げているRMRK(RMRK) の特徴とその背景について、さらに深掘りしていきます。
特徴①Kusamaチェーンの次世代NFTプロジェクト
RMRKは、KusamaチェーンでNFTを確立させました。
ブロックチェーンネットワークの1つで、Polkadot(ポルカドット)へ新しい機能を実装する際の実験的な扱いとして誕生。異なるブロックチェーンをつなぐ機能があり相互運用が可能なため、拡張性が高く、急速に拡大しているネットワーク。
Kusamaにはイーサリアムのようにスマートコントラクト機能(ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組み)が搭載されていませんが、RMRKはブロックの横に情報を添付することでその機能をサポートし、NFTを実現させました。
さらには、NFTが単なる静止画像ではなく、ユーザーがそれらを操作できる追加機能があり、イーサリアムチェーンでできなかったことがKusamaチェーンのRMRKで実現しています。
KusamaのパラチェーンでNFTをシームレスに移植できるため、まだ未発表のプロジェクトとも上位互換性があります。NFTに無限の拡張性を持たせたことで、RMRKのNFTは単なるデジタル装飾以上のものになりつつあるのです。
特徴②NFTコレクションからメタバースへ
次世代NFTを実現するRMRKの主要プロジェクトは2つあり、その1つがKANARIA(カナリア)です。
KANARIAは、2021年3月に発売されたゲーム要素を取り入れたNFTコレクションです。
クラウドファンディング方式を取り入れ、限定版のNFTである「卵」が最大9999個配布されました。この卵が時間をかけてアップグレード、提携プラットフォームと共に進化し、ユニークでレアなカナリアに孵化する仕組みです。また保有者には、RMRKトークンの分配を受ける権利が与えられました。
興味深いのは、NFTの卵に対しSNSのように絵文字で反応(エモート)することができ、その反応によって孵化するカナリアの特徴や気分、能力が変化するという機能を持たせたことです。
孵化したカナリアのNFTと、装備品のNFTを一緒に表示させることもできます。
Kanariaプロジェクトは成功をおさめ、現在RMRKはNFTの新しい用途の実装をすべくメタバースに目を向け、2DピクセルベースのRPG要素を備えたメタバースゲームであるKanaria Skybreach(カナリア スカイブリーチ)のリリースに力を入れています。
「バスを待っているときでも、自宅のソファに座っているときでも、コンピューターの後ろにいるときでも、同じように簡単に参加・離脱できるメタバースを実現する」と表明している通り、誰もが気軽に参加できるメタバースを目指しています。
現時点で存在しているメタバースゲームは、NFTアートを保有していても、それがゲームのアバターになる訳ではありません。もしゲームにNFTを追加する場合は、ゲームの開発チームにNFTの3Dレンダリングを依頼し、その後エンジンに新しいアセットを組み込む必要があります。さらに3Dモデルの規格はメタバースエンジンによって異なるため、メタバースごとにこの段取りを繰り返す必要があります。
また、NFTをゲームに追加しても、実際にはゲームのではなくウォレットに残っており、プレイしている間に売却することもできます。
RMRKはこれを「分散型のWeb3.0とは全く逆の現象」と捉えました。
真のWeb3.0のNFTを実現すべく、RMRKはゲーム環境でのレンダリングに必要なアセットの全てを1つのNFTに含めることができる、マルチリソースのNFTを目指しています。つまり、ゲーム内の場所(土地)が1つの場所にしか存在しないNFTとなり、アバターに資源や道具だけでなく、経験や実績までも入れることができるようになるのです。
Kanaria Skybreachはリリース目前で、これが成功すればRMRKの能力をさらに証明するメタバースゲームになるでしょう。
特徴③互換性のあるNFTマーケットプレイス
RMRKの主要プロジェクトの2つ目は、Singular(シンギュラー)です。
Singularは、Kusamaチェーン初のRMRKの公式NFTマーケットプレイスで、Kusamaチェーン通貨であるKSMで取引されています。
Singularならではの特徴は、以下の通りです。
低価格でNFTが作成可能
SingularでNFTを作成するのにかかる費用は、2セントと低価格。
さらに「Singularは素晴らしい高度なアートの本拠地である」という考えのもと、500のアーティストに無料でNFT作成資格をを提供しています。
アップグレード可能なNFT
NFTをネスト(入れ子)の状態で作成することができます。
前述の「Kanaria」を例にすると、親NFTのカナリアと、子NFTの装備品(帽子、マント)を所有していると、カナリアのNFTには4種類の表示パターン(①カナリア、②カナリア+帽子、③カナリア+マント、④カナリア+帽子+マント)があります。
この機能は、アーティストにとっても収益を増やす機会となり得ます。例えば以前出品したNFT作品に、背景のデザインをアドオンとして販売できるため、NFTをアップグレードさせていくことが可能なのです。
エモート機能のあるNFT
NFTに絵文字の反応を受け取る(エモート)機能があります。
NFTのエモートの数がユーザー間の人気を反映し、NFT評価につながるため、ユーザーがNFTを見つけるのに役立ちます。
互換性のあるNFT
Singularで作成されたすべてのNFTは、KusamaおよびPolkadotチェーン内に互換性があり、既にUnique Network、Acala、Phala、Bit.Country、Zeitgeist、Plasmは、RMRKとの互換性は確証されています。
これは「Singularで入手したNFTが、Bit.Countryのメタバースにテレポートして楽しんだり、メタバースの会議に参加したりできる」ということです。
今後PolkadotとKusamaで100のパラチェーンが計画されているため、互換性のあるネットワークも増えていくでしょう。
【関連記事】RMRKのNFTと互換性のあるネットワーク
RMRK(RMRK) の現在の推移価格
RMRKは現在約8.5ドルで取引され、時価総額は約8258万ドル、24時間の取引量は約828万ドル、供給量は950万RMRKに制限されており(50万RMRKはロック)、市場ランキングは381位に位置しています。(2022年5月6日時点)
RMRKは、Kusama(KSM)やPolkadot(DOT)と連動した値動きが見られますが、2022年初頭の値下がりも同様で、これは仮想通貨全体の下落の影響を受けていると考えられます。
RMRK(RMRK) の今後と動向
RMRKは、Kusamaのリレーチェーンに繋がるパラチェーンそれぞれのプロジェクトの動きが、良くも悪くも相互に影響し合っていくと考えられます。
現在RMRKトークンが実用化されているチェーンは、Statemine、Karura、Bifrost、Moonriverと4つありますが、マルチチェーンとしての機能を発揮するには課題も多く残されています。
とはいえ、課題に対する対応策もしっかりと示されていますし、他ブロックチェーンとの互換性がさらに高まることで、RMRK(RMRK)の価値は上がっていくでしょう。
「Kanaria Skybreach」をはじめ、Kusamaのパラチェーンそれぞれのプロジェクトも次々と新しい動きを見せています。RMRKだけでなく、ネットワーク全体で大きなムーブメントを起こす可能性も大いにあると思われます。
RMRK(RMRK) の購入方法
現在、RMRK(RMRK)を取り扱っている日本国内の仮想通貨取引所はありません。
海外の仮想通貨取引所で取り扱いがあります。
RMRKはUSDTと取引通貨ペアとなっているため、まずはUSDTの購入が必要です。
USDTも国内取引所では取り扱いがないため、以下のような流れでRMRKを購入します。
- STEP.01口座開設
- 国内取引所、海外取引所の口座をそれぞれ開設する。
- STEP.02送金
- 国内取引所で仮想通貨を購入し、海外取引所に送金する。
- STEP.03USDT購入
- 送金した通貨でUSDTを購入する。
- STEP.04RMRK購入
- USDTでRMRKを購入する。
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RMRK(RMRK) のまとめ
この記事では、RMRKの基本的な情報をはじめ、将来性などを解説しました。
RMRKは、主要プロジェクトである「Kanaria」や「Singular」を通じ、次世代NFTを実現しつつあります。さらに、異なるプロジェクト間で互換性のあるNFTやメタバースを構築しており、PolkadotとKusamaのパラチェーンにより、そのコミュニティも拡大しています。
リリース目前の「Kanaria Skybreach」で新たなメタバースの世界観が確立すれば、さらなる注目も集まるでしょう。
「Kusamaのオンチェーン投票参加者に、無料でRMRKのNFTがもらえる」など、提携ネットワーク全体でも新しい取り組みが続いています。TwitterやDiscordで発信される今後の動向をチェックしていきましょう!