「Hodlnautってどんな企業?」
「レンディングって稼げるの?」
Hodlnautは、暗号通貨(仮想通貨)の貸し出しプラットフォームです。
この記事では、Hodlnautが 具体的にどの様なサービスを提供している企業なのか。また、レーディングが本当に稼げるのかを解説していきます。この記事を読めばHodlnautに対して理解を深めることができます。
暗号通貨(仮想通貨)による資産運用やレンディングに興味がある方は、是非とも最後まで読んで頂き、判断材料の一つにして貰えれば幸いです。
目次
Hodlnautとは?
Hodlnautは2019年にシンガポールに存在する、暗号通貨(仮想通貨)のために特別に開発されたプラットフォームを提供している会社です。
シンガポールでは投資家のうち約8割が仮想通貨に投資しているそうで、仮想通貨投資は一般的な資産運用の1つとなってきました。
そんな中、仮想通貨の資産運用方法として「預け入れによる金利で稼ぐ」という方法が注目を集めています。
Hodlnautはその利回りの良さや手数料の安さから、人気を集めている企業です。
その他にも、「提供されているアプリが使いやすい」「シンガポール規制当局にライセンス付与されている」などユーザーの評価が高く、日本での認知度こそまだ低いですが世界的に注目をされている会社となります。
Hodlnautで行われている資産運用方法としてはレンディングサービスが提供されており、そのユーザー数は5000人以上、運用している資産は約2億5000万ドルにもなるそうです。
レンディングとは?
レンディングとは「貸仮想通貨」とよばれ、自分が保有している仮想通貨を取引所に貸し出し、貸借料を得るサービスのことです。
仮想通貨のレンディングは利回りが高いことなどメリットが多く、投資家からの人気が高まってきており、導入する取引所も徐々に増えてきています。
レンディングによる利回りを用いた資産運用は、仮想通貨の長期保有を視野に入れている投資家に人気で、期間が長いほど発生する金利は高くなります。
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Hodlnautの会社概要
会社名 | Hodlnaut |
拠点 | シンガポール |
創立年 | 2019年 |
代表者名 | Juntao Zhu氏 |
運用資産 | 約2億5000万ドル |
対応仮想通貨 | BTC・ETH・DAI・USDC・USDT・WBTC |
公式ホームページ | https://www.hodlnaut.com/ |
https://twitter.com/hodlnautdotcom |
Hodlnautは2019年にシンガポールにて、Juntao Zhu氏とSimon E. Lee氏の2人によって設立されました。
Juntao Zhu氏とSimon E. Lee氏の2人は2018年にビットコイン資産運用会社であるCypherForgeを設立していたことで知られています。
HodlnautのCEOを務めるJuntao Zhu氏はシンガポール管理大学を卒業後、スイスのウェルスマネジメント会社CreditSuisseでアナリストおよび開発者として3年以上を経験した経歴の持ち主です。
HodlnautのCTOであるSimon E. Lee氏は建設会社Mechanical Building でエンジニアの経験をしており、開発者2人共にエンジニアの経験者です。
Hodlnautのビジネスモデル
Hodlnautは暗号通貨(仮想通貨)を用いた資産運用である、レンディングサービスを中心にサービスを展開しています。
具体的には、預けた資産を担保として使用して企業債権者にローンを提供しています。
つまり、ユーザーに支払う利息は企業に融資した分の利息によりねん出されているのです。
Hodlnautの他社との違いは、融資する先が100%法人に限定している点です。
個人への貸付を行わず、機関投資家向けのみにローンサービスを提供することによって、ローンのローントゥバリュー(LTV)比率を高水準に保っています。
ユーザーとしても自身の預けている資産が、しっかりとした企業に貸し出されている方が安心できることでしょう。
なのでHodlnautを利用する個人投資家は、資産を預けて利益を受け取ることはできても、融資を受けることはできません。
また、ユーザーが法人であっても、融資を受けるには非常に厳しい資本要件が設けられています。
融資を受けられるのはクレジットスコアの高い企業にのみに限られ、オンボーディングプロセスでこれらを確認することにより、ローンのローントゥバリュー(LTV)比率は70%以下に抑えられています。
ローンのローントゥバリュー(LTV)比率とは?
LTV(ローントゥバリュー)とは、所有物件の資産価値に対する負債の割合(負債比率)を指し、物件全体から見る借入金の依存度を見極める指標です。
主に不動産投資での資産における、適切な投資判断を行うための指標となります。
今回は物件ではなく仮想通貨の借り入れ金額なので、実際にローンを返済できる可能性や、リスクに対する蓄えが適切かどうかを図るためのLTVテストの結果を指します。
返済予定のローン残高 ÷ 所持仮想通貨評価額
で算出され、比率が小さいほど返済リスクが少なくなります。
レンディングに関する参考記事はこちら
Hodlnautのサービス

金利サービス
Hodlnautの主だったサービスは、やはり金利サービスです。
金利サービスは上記した、「仮想通貨を預けて金利を受け取る」というサービスで、仮想通貨の長期保有を目的としたユーザーが「保有期間中に仮想通貨を遊ばせておくのがもったいない」というニーズにこたえる形で展開されています。
Hodlnautの人気理由はAPY(金利率)の高さになります。Hodlnautの通貨別APYは以下の通りです。
BTC (ビットコイン) | 7.46% |
ETH (イーサリアム) | 7.46% |
DAI (ダイ) | 8.32% |
USDC (USDコイン) | 12.73% |
USDT (テザー) | 12.73% |
WBTC (ラップドビットコイン) | 7.46% |
BTC (ビットコイン)やETH (イーサリアム)の7.46%もですが、ステーブルコインの12.73%と1割を超える利率の高さは、仮想通貨での資産運用を考える上でとても有益な利率です。
また、利息を得るための預り金の最低金額はなく、いくらからでも利息を得ることができるのも人気の理由となります。
ステーブルコインに関する参考記事はこちら
6つの仮想通貨
上記の表を確認してもらえるとわかるのですが、HodlnautはBTC・ETH・DAI・USDC・USDT・WBTCの6つの仮想通貨をサポートしています。
この6種類というのは、他のレンディングサービスと比較して少なく、Hodlnautのデメリット面といえるでしょう。
とはいえ、DAIやUSDC・USDTのようなステーブルコインにも対応していることから、これから対応通貨も増えていくと思われます。
トークンスワップ
Hodlnautでは仮想通貨を預けることによる金利サービスだけでなく、Hodlnaut上でトークンをスワップすることも可能です。
トークンスワップとは、異なるブロックチェーン同士で仮想通貨を交換することを指します。
とはいえ他レンディングサービスと同じように販売手数料が取られるので、あまりオススメはできません。
Hodlnautのモバイルアプリ
HodlnautはWebアプリとiOSのモバイルアプリが使用できます。
このアプリが利便性が高いと人気であり、同時にカスタマーサービスによるサポートが丁寧だと評価が高いです。
なにより、金利表示の間隔が秒コンマ間で追加されて表示されるをされるため、見る度に利息が増えていっているのを確認することができます。UI,UXとい
この利便性とカスタマーサポートのレベルの高さが、Hodlnautの高評価に繋がっています。
Hodlnautの評判
Hodlnautはレンディングサービス会社の中でも金利の高さから人気ランキングの上位会社です。
とはいえ、実際にユーザーからの評価はどうでしょうか。
TwitterからHodlnautのユーザーによる口コミをピックアップして、紹介していきます。
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私はこのプラットフォームを調査しているだけですが、それらに関する情報と評判は非常に少ないです。私はここに投資すべきかどうかをまだ検討しています。 私は現在、自分の暗号をhodlnautに保存しています。
一見すると、Hodlnautのプラットフォームはユーザーフレンドリーで簡単です。ユーザーは、ダッシュボードで資産残高の概要と取引履歴を簡単に確認できます。また、同じダッシュボード内で利息計算書をすばやく入金、引き出し、確認することもできます。
また、独自の紹介リンクを生成して共有できるのも便利です。紹介した友達の数と、受け取った支払い額を確認できます。報酬については、紹介が成功するたびに10%のコミッションを獲得できます。
やはり、サービスを受ける上での利便性や、それまで使っていたレンディングサービス会社より金利が高いので乗り換えた、といった意見が多いようです。
とはいえ、日本のユーザーは少なく、この評判も海外ユーザーのTwitterを翻訳したものです。
このことから、まだ日本におけるHodlnautの認知度は、まだまだ低いのではないでしょうか。
日本におけるレンティングサービス
Hodlnautは海外のレンティングサービス会社ですが、日本におけるレンティングサービスを提供している会社はどのようなものがあるのでしょうか。
有名所ですと「Coincheck(コインチェック)」「GMOコイン」などの取引所がこのサービスを提供しています。
代表的な会社を年間利率と取引可能銘柄数を取引所ごとにまとめてみました。
取引所名 | 取引可能銘柄数 | 年間利率 |
Coincheck | 16銘柄 | 貸出期間14日→1% 30日→2% 90日→3% 180日→4% 365日→5% |
GMOコイン | 14銘柄 | 30日→1% 90日→3% |
LINE BITMAX | 固定期間型:リンク(LN)のみ 変動期間型:5銘柄 | 固定期間型:8~12% 変動期間型:毎日変動 |
BITPOINT | 7銘柄 | 募集ごとで異なる |
日本では主要な取引所で、仮想通貨の購入と合わせてレンティングサービスを利用するユーザーが多いようです。
日本国内でおすすめの仮想通貨取引所は「Coincheck(コインチェック)」です。
- 17種類もの仮想通貨が上場(国内トップクラス)
- 取引手数料が無料
- 500円から始められる
【参考】Coincheckの口座開設方法の解説はコチラ
【まとめ】Hodlnautは利率の高さが強み
この記事では、暗号通貨(仮想通貨)の貸し出しプラットフォームであるHodlnautがどのようなサービスを提供しているかや、そのビジネスモデル・評判について解説していきました。
Hodlnautはその利回りの良さや手数料の安さから、人気を集めている会社といえます。
その他にも、「提供されているアプリが使いやすい」「シンガポール規制当局にライセンス付与されている」などの利点も挙げられていますが、評判や口コミを調べる限り、「利率が良いため他社から乗り換えた」という意見が多くみられました。
とはいえ、Hodlnautはシンガポールを拠点とした海外の企業なため、日本での認知度はそれほど高くありません。
既に仮想通貨の取引を経験しており、より利率の良いレンティングサービスを利用したいという方には理想的な会社といえるでしょう。