「Portalsって何?メタバースに自分の部屋を作れるって本当?」
「Portalsはどうやって始める?何が必要?」
「Portalsでどうやって稼ぐ?」
このような疑問を解決すべく、Portals(ポータル)について解説していきます。
Portalsは2021年のスタート後、急成長中しているメタバースプラットフォームです。メタバース内に自分の部屋を作り、その中で友達とコミュニケーションをとったり、ゲームをしたりできます。今後は部屋から出て、街を探索したり、そこで行われるイベントにも参加できるようになったりするなど、世界中の人々とのコミュニケーションツールにもなり得るメタバースです。
この記事では、Portalsの基本的な情報のほか、Portalsの始め方、稼ぎ方など様々な情報を深掘りしていますので、Portals、メタバースやNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)が気になっている方は、ぜひご覧ください。
オンライン上でアバターを介して世界中の人とつながることができる仮想空間。
Portals(ポータル)とは
公式サイト | https://theportal.to/ |
https://twitter.com/_portals_ | |
Discord | http://discord.gg/9uMBaCPW3f |
Portalsは、WEBブラウザ上で自分の部屋を構築し、そこに友人を招待したり、チャットを楽しんだり、NFTを飾ったりできる仮想空間(メタバース)であり、NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)です。
アプリや拡張機能をダウンロードする必要がなく、WEBブラウザで楽しむことができ、今後は部屋の中だけでなく、発展の続くメタバースシティ(ダウンタウン)へのアクセスも可能になります。
Portalsは、Microsoft、Disney、RiotGamesなどのグローバル企業にかつて所属していたAdamGomezと、世界各地のエンジニア、デザイナー、起業家チームによって2021年11月にスタートしました。「メタバース探索中にユーザーを多くの体験で満たし、人とのつながりを作っていく」ことを目標の1つとしています。
多くのメタバースプロジェクトは、イーサリアム(Ethereum)チェーンで実装されていますが、Portalsはソラナ(Solana)チェーンで実装しているメタバースということもあり、注目を集めています。
2022年2月に500万ドル(約5億8,000万円)もの資金調達に成功、開発チームのさらなる拡大を進めると発表しています。
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Portalsの特徴
Portalsは他のメタバースプロジェクトにはない特徴があります。Portalsならではの特徴を詳しく見ていきましょう。
特徴①ソラナチェーンで実装されるメタバース
Portalsは、ソラナチェーンで実装されています。ソラナは、イーサリアムと比べても3000倍以上の処理速度があり、ガス代と呼ばれる手数料も圧倒的に抑えられます。
イーサリアムチェーンの「The Sandbox」とソラナチェーンの「Portals」で販売されている、ある時点での一番安価なNFTの価格は以下の通りで、約6倍の差があります。
The Sandbox(土地区画) | 約3ETH($12187) |
Portals(アクセスキー) | 約10.98SOL(約$2049) |
様々なアプリケーションを支える目的で開発されたブロックチェーンプラットフォーム。ソラナ上の基軸通貨がSOL(ソル)で、2020年3月のローンチ後、2021年には価格が急騰しました。
Solanaは、ビットコインやイーサリアムと違い「相互運用性」があるため、異なるブロックチェーン同士を接続する機能があります。
高速かつ低コストであることから、住宅ローンから音楽関係など、仮想想通貨業界にとどまらない様々なプロジェクトと提携しています。
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特徴②メタバース内に自分の部屋を作ることができる
現在のメタバースは「用意された空間に遊びに行く」というイメージが強いですが、Portalsでは自分の部屋を持つことができます。
土地から構築するのでもなく、提供された部屋に家具を配置したり、壁紙を選んだりなど、インテリアを楽しむことができます。
ドラッグ&ドロップで操作できるシンプルな設計で、所有しているNFTを飾ることも可能です。
このNFTゲームは、任天堂「あつまれ どうぶつの森」や、都市経営シミュレーションゲーム「Sim City(シムシティー)」、ブロックチェーンゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」、「Decentraland(ディセントラランド)」を掛け合わせた世界観とも言われています。公式Twitterの初期の発信でも「hop into Nintendo-quality virtual city(任天堂クオリティの仮想都市に飛び込む)」という表現があり、任天堂ゲームファンからも注目されています。
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特徴③バイナンスがPortals上にオフィス開設
アメリカの仮想通貨取引所、Binance(バイナンス)USは、Portalsにオフィス開設をすると発表しました。
メタバース上にスペースを設けることで、ユーザーのコミュニティを活性化させ、最新ニュース、チャート、イベントなどを配信していく計画で、将来を見据えた取り組みと表明しています。
さらに、仮想通貨取引所「FTX.US」もPortals上のオフィス開設を発表しており、次々とメタバースにスペースを持つ企業や団体が増えていくことが予想されています。
特徴④NFTで部屋の所有権であるアクセスカードを販売
2021年11月に「Building One(ビルディングワン)」と呼ばれる建物内の部屋の所有権の証明として、アクセスキーがNFTでリリースされました。
公式Twitterでは以下のように発表され、イメージ動画も見ることができます。
THE ACCESS CARD (The Portals NFT) is the proof of ownership and access card to your space in Portals. The card will store and remember (metaphorically) everything you own and build in Portals.
– Mint November 26 (1PM PST / 9PM UTC)
– More info in Discord: https://t.co/b0ZYXgeyrt pic.twitter.com/2PZqjoz1nN— Portals – Your place in the metaverse (@_portals_) November 21, 2021
【訳】アクセスカード(NFT)は、Portalsの部屋の所有権の証明です。 カードは、Portalsで所有・構築するすべてのものを(比喩的に)保存・記憶します。
多くのメタバースプロジェクトは、NFTで土地そのものを提供している場合が多いですが、Portalsではアクセスキーを提供するというアプローチをとっています。
アクセスカードは3種類で、販売枚数は5000枚、内訳は以下の通りです。
- Vision(ビジョン)75枚
- Onyx(オニックス)425枚
- Ivory(アイボリー)4500枚
部屋の広い順にVision→Onyx→Ivoryとなっています。さらに、発展の進むメタバースシティ(ダウンタウン)の不動産ユニットの1つの所有権も付与されます。
アクセスカードは、NFTマーケットプレイスの「MAGIC EDEN」や「OpenSea」で取引可能です。
特徴⑤シチズンカードの販売でメタバースシティが身近に
アクセスカード販売開始から3ヶ月後、2022年2月には計50000枚のシチズンカードがNFTでリリースされました。
シチズンカードを購入することで、「ポッド」と呼ばれる部屋が提供されます。最初に販売されたアクセスカードの所有で提供される部屋よりは小さめで、カスタマイズオプションも限られていますが、NFTを表示したり、友人を招待したりできます。また、メタバースシティのアクセスも可能で、今後行われるメタバース内のイベントにも優先的に参加できます。
シチズンカードは手頃な価格に設定されていることもあり、Portalsユーザー増加のきっかけにもなっています。グローバル企業も続々と参入しているPortalsのメタバースシティは、とても身近なものになりつつあるのです。
Portalsでできること
Portalsのメタバース内で、実際に何ができるのかを紹介します。
3Dアバターが使える
オリジナルの3Dアバターを作成することできます。
アバターは、ヘアスタイル、肌の色、洋服などのカスタマイズ、名前の設定などが可能です。
部屋が作れる
ユーザー専用の部屋を作ることができます。
提供される部屋は、カードの種類によって異なりますが、照明や窓、家具などを好みのインテリアで楽しむことができます。上の画像は、シチズンカードの所有で提供されるポッドと呼ばれる部屋の例です。
パーティー、ミーティング、美術館として使えるようにカスタマイズしたり、ウォレットを接続し所有しているNFTを表示したりするなど、自分だけの空間を作り上げることができます。
友人を招待したりチャットができる
URLを共有することで、友人をメタバース内に招待することもできます。
WEBブラウザ上のメタバース空間で、一緒にゲームをしたり、ビデオを見たりすることもでき、実際に集まっているかのように過ごすことができます。ボイスチャットやテキストチャットも可能です。
ゲームで遊べる
初期のファミコンのようなレトロなゲームを楽しむこともできます。
マリオカート、パックマン、スペースインベーダーなど数多くのゲームをプレイすることができます。
今後さらに様々な体験ができるように
Portalsが発表したロードマップによると、今後は部屋だけでなく、メタバースシティのダウンタウンへ行くことも可能になります。ダウンタウンでは、映画館、市庁舎、コメディーバー、水中海賊バーなどが建設中です。
市庁舎内の部屋で会議を開いたり、大型ホールで開催されるコンサートに参加したり、他のユーザーが作成したゲームをプレイしたりするなど、世界中の人々とつながりながら、これまでになかったメタバース内の体験ができるように計画されています。
多額の資金調達にも成功し、多くのグローバル企業もPortalsに参加、開発チームも拡大していることから、ますますの成長が期待できるでしょう。
Portalsの始め方
Portalsの始め方は、以下の2パターンです。
- アクセスカード(NFT)を購入して始める
- 無料のデモ版を始める(※できることに制限あり)
それぞれの始め方を解説します。
始め方①アクセスカードを購入して始める場合
NFTのアクセスカード(ビジョン、オニックス、アイボリー)またはシチズンカードを購入してから始める場合は、まずはSOLを購入しましょう。
SOLは国内取引所での取り扱いがないため、海外取引所での購入が必要です。
大まかな流れは以下の通りです。
1.国内取引所でビットコインを購入
国内取引所で、海外取引所に送金するためのビットコインを購入します。
国内取引所なら、Coincheck(コインチェック)がおすすめ!
Coincheckなら最低500円から仮想通貨取引を行うことができ、日本の取引所の中でも最大手!取引手数料も無料で、アプリでの操作も簡単のため、初心者の方も安心して利用できます。
2.海外取引所でSOLを購入
海外取引所に口座開設し、国内取引所で購入したビットコインを送金、SOLを購入します。
SOLの取扱がある主な海外仮想通貨取引所は以下の通りです。
- Binance
- Coinbase
- KuCoin
- Gate.io
- Bybit
- FTX
- Serum
- Raydium
3.NFT(アクセスカード)を購入
NFTのアクセスカードを以下のマーケットプレイスで購入します。
4.ウォレットを接続する
Portals内のウォレットに接続するとアクセスカードが表示され、個人の部屋が提供されます。
始め方②無料のデモ版を始める場合
アカウント登録せず、無料でデモ版を試すこともできます。
公式サイトの「Demo」から、アカウント登録せずに部屋に入れます。
- アバターを作成する
- 家具を配置する
- ゲームをする
※デモ版でできることは時期によって変更があります。
ダウンタウンに行ったり、他の人とコミュニケーションをとる場合は、アクセスカードが必要になります。
Portalsでの稼ぎ方
Portalsでの稼ぎ方は、現時点で2パターン考えられます。
- アクセスカードの売買
- メタバース内で仕事をする
稼ぎ方①アクセスカードの売買
NFTのアクセスカードの売買は稼ぐ方法の1つです。
1.5SOLで販売されたアクセスカードも、現在SOLANA基盤のNFTマーケットプレイスのMAGIC EDENでは、48〜2000SOL程度(カードの種類による)で販売されています。
Portalsの成長やダウンタウンの発展によって、このアクセスカードの価格もさらに上がる可能性があるため、その売買により利益を得ることができます。
稼ぎ方②メタバース内で仕事をする
Portals内に様々なコミュニティが発展していくことにより、メタバース内での仕事も増え、実際に稼ぐことのできる仕事も発生します。
Portalsではまだ一般的になっていないようですが、実際に時給2000円のアルバイト募集があったことも話題になりました。
様々な企業がPortalsに参加し始めていることからも、「VR空間内でのイベント案内スタッフ」や「アバターショップ店員」など、今後メタバース内での仕事が増えていくことが予想されます。
Portalsのまとめ
以上、この記事ではPortalsの基本的な情報をはじめ、始め方や稼ぎ方などを解説しました。
Portalsは、WEBブラウザ上で自分の部屋を構築できるメタバースで、グローバル企業が続々と参入し、大規模な投資家たちからの資金調達にも成功、今後さらなる成長が期待され、世界最大級のメタバースプロジェクトになりつつあります。
スタートから1年足らずで大きな注目を集め、着実に進化しているPortals。TwitterやDiscordの発信もチェックして、今後の動向を引き続き探っていきましょう!