美しいグラフィックと作り込まれたNFTで、現在大注目の5Dメタバース「WilderWorld」をご存じでしょうか。
こちらのメタバースは公式ページでもリーク情報が少ない上に、日本語の解説記事も見かけないことから内容が気になっている方も多いかと思います。
本記事では現在公開されている情報を元に多少の考察を交えながらWilderWorldのメタバースについて概要とトークンの価格動向などを解説します。
- WilderWorldてどんなメタバース?
- WilderWorldのトークンの価格推移は?
- 将来性はあるの?
以上のような疑問を解決する記事となっていますので、興味がある方は是非最後までご覧ください。
目次
WilderWorld(WILD)とは
名称 | WilderWorld |
トークンシンボル | WILD |
過去最高値 | 7.6ドル(2021/11/16) |
過去最安値 | 0.07ドル(2021/6/30) |
公式ページ | https://www.wilderworld.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/wilderworld |
WilderWorld(ワイルダーワイルド)は「イーサリアム」のブロックチェーン上で構成され、開発は「UNREAL ENGINE5」、オペレーティングシステムは「ゼロ」。というように多くの技術やシステムを利用して構築された次世代の大型メタバースです。
洗練されたグラフィックはメタバースへの没入感を高めるばかりではなく「5D」と呼ばれるWilderWorld独自のNFTの実現に貢献しています。
現在公式ページでは約二分間のトレーラーが公開されており、映像の美しさや動きのスムーズさを見るとすぐにでも遊んでみたい気持ちになります。
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WilderWorld(WILD)の特徴
WilderWorldの特徴は従来のメタバースの作成方法と異なり、複数のシステムを利用して構築されている点です。
家庭用ゲームソフトの開発エンジンや、新しいオペレーティングシステムを導入することで、今までのメタバースになかったリアリティを提供します。
この項目ではWilderWorldを構成する重要なシステムについてそれぞれ詳しく解説していきます。
特徴①UNREAL ENGINE5を利用したグラフィック開発
WilderWorldのグラフィック開発にはUNREAL ENGINE5と呼ばれる現在主流のゲームエンジンが使用されています。
そのため、ドット絵や簡素なグラフィックが多いメタバースの中で、WilderWorldは現実世界のようなリアルなグラフィックを再現しています。
UNREAL ENGINE5について
UNREAL ENGINE5(アンリアルエンジン5)とはアメリカの企業エピック社が開発したゲームエンジンで、3Dグラフィックの作成を得意としています。
主にグラフィックを作成するソフトウェアなのでゲーム以外にも多くのシチュエーションで利用されていて、建物の設計現場、アートのデザイン作成、映画撮影、テレビなど現代のグラフィック作成の現場では欠かせない存在となっています。
今回WilderWorldが採用しているUNREAL ENGINE5は2022年4月にリリースされたばかりのUNREAL ENGINEシリーズ最新バージョンで、拡張機能がリリースされるたびにWilderWorldのメタバースも進化していくのではないでしょうか。
特徴②「ZERO」を利用したシステム開発
WilderWorldの開発は「ZERO(ゼロ)」と呼ばれる分散型ソーシャルオペレーティングシステムを使って開発・稼働をしています。
分散型のオペレーティングシステムを利用するメリットは処理や動作をネットワークに参加しているユーザーで分散することで、メインシステムの負担を軽減し、処理の効率化を図れることにあります。
ブロックチェーン上で稼働するシステムの多くはユーザーが増えることで処理の遅延が発生するスケーラビリティ問題を抱えています。
分散型オペレーティングシステムの導入はネットワーク全体の処理の負担を軽減し、スケーラビリティ問題を解決する方法の一つとして考えられていて、今後ブロックチェーンを動作させる環境はWindowsやMacではなく分散型オペレーティングシステムが主流となるかもしれません。
ZEROについて
ZEROはWEB3.0用分散型オペレーティングシステムで、中央管理者を設置せずにネットワーク内でのコミュニケーション、金融取引、オンチェーンガバナンスを行うことができます。
ZEROには従来の中央集権的な社会構造を変革するという理念を掲げており4つの原則を公開しています。
1.自由
ZEROの参加メンバーは自身のプライバシー、個人情報、設定したパスワードなどに完全な所有権を持ち、外部からそれらを見ることはありません。
2.プライバシーへの配慮
参加メンバーのプライベートネットワークはAES256と呼ばれる暗号技術を使用して保護されています。パスワードはZEROのサーバーには保存されず、ローカルな環境に保管されるため、外部から侵入されるリスクを低減します。
3.開発の選択肢
ネットワークの参加者はZEROのインターフェイスを自由にカスタマイズし、WindowsやMac、Androidなど様々なデバイスで動作するように開発することが可能です。
ほかにもZEROの拡張機能やアプリケーション開発ツールを利用すれば様々なサービスを開発する環境を整えることができます。
4.スチュワードシップ
ZEROの参加メンバーとプラットフォームの利用者がスチュワードシップに参加する場合、第三者が介入することはありません。管理・運営はZEROに参加する複数のDAOで行われており、分散的に管理されています。
【用語補足】
スチュワードシップ:他人から預かった資産を責任をもって管理運用すること。金融の世界で言えば投資信託会社や投資顧問会社などに預けた資金を管理する責任者のことを言います。
DAO:DAOとは(Decantralized autonomous organizations)の略称で、日本語では分散型自立組織と言います。この組織の特徴は従来の組織構造のような上下関係はなく、組織の運営方針やすべての権限はDAOに参加している全員の方針によって決定します。
一部の責任者が方針を決めてしまう中央集権型の組織に比べ民主的に物事を決定できるというメリットがありますが、参加者の意見が一致しない限りいつまでも方針が決まらないというデメリットもあります。
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特徴③5Dメタバース
WilderWorldは5Dメタバースと呼ばれる自由度が高く美しいグラフィックでデザインされたメタバースを構築しています。
この5DとはWilderWorldによるとペットであったり自動車をはじめとした実生活に関わりのあるNFTのことを言い、これらのNFTを次世代のNFTと名付けたことから5Dとしているそうです。
以下ではWilderWorldが現在公開している5DのNFTをいくつかご紹介していきます。
WILDER WHEELS
このNFTはリアルな自動車をモチーフにして作成されたNFTで、様々な車両をコレクションし、レースに参加することもできます。
しかしマーケットプレイスを見てみると一番安いものでも販売価格が140ドル、日本円にして約17000円と高額で、高いものになると100万円以上のNFTもあることから気軽に購入するには少し勇気が必要ですね。
Kicks
キックNFTはスニーカーの形をしたNFTで、このスニーカーを履いてWilderWorldの世界を歩き回ります。
デザインはNIKEの元デザイナーであるチャド・ナイト氏が手掛けており、販売されているキックのデザインはどこかNIKEのスニーカーに似ているところがあります。
価格は約300円程度で販売されていますが、高いものになると40万円以上するキックも販売されているのでNFTのスニーカーにもプレミアが付き始めていることが分かります。
WILDER CRAFT
このNFTは少し特殊なNFTでゲームプレイ機能を兼ね備えたものとなっています。こちらの詳細情報はまだ公開されていませんが、マーケットプレイスを見てみるとオープニングムービー冒頭で出てきた飛行機のような乗り物がクラフトとされているようです。
今後は飛行機以外にも様々なクラフトがリリースされる可能性があるので今後の動向に注目です。
参考記事はこちら
WilderWorld(WILD)の現在の推移価格
2021年11月をピークに下落基調が続いているWILDですが、1USDTを下回ったあたりで一旦下落がストップしています。
このトークンはWilderWorldのNFTなどを購入する際に利用するトークンで、NFTに一定の人気がある以上、WILDの下落余地は限られているのでは?と予想できます。
となると今後は下落幅を縮小し上昇トレンドに転換していくとみて問題なさそうです。
しかしWILDの利用場面がWilderWorld内と限定されており、トークンの価格上昇はメタバースの盛り上がり次第ともいえるので、すべてのサービスがリリースされていない現状では価格の急上昇は難しいかもしれません。
WILDへの投資はWilderWorldの魅力に期待できる人が、長期の保有を前提として行うことをお勧めします。
WilderWorld(WILD)の今後と動向
WilderWorldは2022年4月時点ではまだメタバースのリリースは行われておりません。
しかしWILDER WHEELSやKicksを始めとしたNFTは公開・販売がなされており、売れ行きは好調のようです。
現在開発中のLANDは詳細情報の公開はありませんが、恐らくメタバース内のDEXの役割を果たすのではないかと予想しています。
LANDのメニューバーを開くとWILDのスワップページに移行するタブが用意されていて、こちらをクリックするとWILDのスワップ以外にも流動性プールへの資金提供を選択することが可能になっています。
以上のことからLANDはWILDの流通を担うメニューとなっていて、いずれはNFT取引のコミュニティの場であったり、NFT購入に必要なWILDを調達する場になるのではないかと考えられます。
しかしこれはあくまで公式ページで公開されているないようを元にした考察ですので、正式発表では今回記載した内容と全く異なる可能性があるので注意が必要です。
今後もWilderWorldの最新ニュースは常に確認しておくと良いでしょう。
WilderWorld(WILD)の購入方法
WILDはまだ仮想通貨取引所への上場がされていないので、購入は他の仮想通貨との交換となります。
交換はUNISWAPと呼ばれる取引所が対応しており、以下の手順で交換することが可能です。
- STEP.01準備
- まずは交換元となる仮想通貨をあらかじめ購入しておきます
- STEP.02接続
- 購入した仮想通貨を交換に使用するウォレットに送金し、UNISWAPと接続します
- STEP.03選択
- UNISWAPの交換数量入力画面を開き、交換元に準備した仮想通貨を選択。交換先にWILDを選択し必要な数量を入力します
- STEP.04スワップ
- すべてを入力し終えたらあとはスワップを実行するだけです
手順はたったこれだけなので非常に簡単にWILDを入手することができます。
仮想通貨の購入はCoincheckがオススメ
スワップを行うためにはまずは元となる仮想通貨を仮想通貨取引所で購入する必要があります。購入には法定通貨を利用しますので仮想通貨取引所は国内の企業が運営しているものを選ぶと安心でしょう。
今回オススメしているCoincheckは日本国内の企業のため、「日本語サポート対応・万が一のための資産保全完備・安心の本人認証システム」など誰でも安全に仮想通貨取引ができる環境が整っていて、安心して仮想通貨の取引が行えます。
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【まとめ】WilderWorldは最先端のメタバースを提供する
WilderWorldの解説は以上です。美しいグラフィックと現実世界のようなリアリティはWilderWorldでしか再現できないものとなっていて、NFTの取引履歴からもその期待値が非常に高いことが分かります。
現時点でメタバースのアルファ版ですらリリース予定日が発表されていない状態なので、実際に遊べるようになるにはまだ先の話かもしれませんが、WilderWorldに興味がある方はNFTが値上がりしないうちにいくつか購入してみてはいかがでしょうか?