「HUSD(HUSD)って取引所と関係がある仮想通貨なの?」
「HUSD(HUSD)はステーブルコインとしての将来性はありそう?」
HUSD(HUSD)<フォビUSD>といえば、仮想通貨取引所「Huobi(フォビ)」が発行する仮想通貨(暗号資産)です。
米ドルにペッグされたステーブルコインなので、同じくペッグ通貨のテザー(USDT)などと使い分けて利用している人も多いのではないでしょうか。
この記事では、HUSD(HUSD)の特徴や将来性について解説します。仮想通貨の資産運用を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
HUSD(HUSD)とは
通貨名 | HUSD(Huobi USD) |
単位 | HUSD |
ブロックチェーン | Ethereum |
発行・運営 | Huobi/Stable Universal |
循環供給量 | 404,123,290 HUSD |
現在の価格 | 約128円 |
時価総額 | 約51,912,118,326円 |
市場ランキング | 225位 |
公式サイト | https://www.stcoins.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Stablecoin_HUSD |
※2022年4月20日時点。
HUSD(HUSD)<フォビUSD>は、仮想通貨取引所「Huobi(フォビ)」が発行するステーブルコイン。つまり、取引価格が変動しないように設計された仮想通貨(暗号資産)です。
「Huobi」は中国発祥の仮想通貨取引所グループ。世界で最大規模の取引量を誇ることから、Binance(バイナンス)、OKX(オーケーエックス)と並んで中国3大取引所の一つに数えられます。
グローバル版の取引所として「Huobi Global」が存在し、日本では「Huobi Japan」を展開。まさに仮想通貨市場をリードする取引所です。
HUSD(HUSD)は、そんな「Huobi」が主体となったステーブルコイン。「Huobi Global」では多くのアルトコインと通貨ペアになっているため、基軸通貨としての需要が高いと言えるでしょう。
取引価格が変動しないように設計された仮想通貨のこと。ステーブル=ホチキスのことで、固定を意味している。主に法定通貨担保型、無担保型(アルゴリズム型)、仮想通貨担保型の3種類がある。
ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨のこと。有名な銘柄はイーサリアム(ETH)。
取引で売買するときの通貨の組み合わせのこと。「売買の対象となる通貨/決済通貨」で表記される。【例】BTC/JPY ※ビットコイン(BTC)/日本円(JPY)。
取引の中心的な扱いとなる通貨のことを指す。仮想通貨の取引では決算通貨として使われることが多い。有名な銘柄はビットコイン(BTC)。
【関連記事】ステーブルコインについての解説はこちら。
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HUSD(HUSD)の特徴
HUSD(HUSD)<フォビUSD>は、安全で安心なステーブルコインとして開発された仮想通貨です。
「Huobi USD」とも表記されるHUSD(HUSD)は、取引所「Huobi」が発行しているだけあって、仮想通貨市場に参加するために必要なツールとなっていることは間違いありません。
ここでは、HUSD(HUSD)の主な特徴を3つご紹介します。
特徴①米ドルのペッグ通貨
HUSD(HUSD)は、アメリカ合衆国の法定通貨である「アメリカ合衆国ドル(United States Dollar)」、いわゆる米ドル(USD)と連動した仮想通貨です。
米ドルに対して1対1でペッグされているので、価格は常に一定となっているのが大きな特徴。そのため、決算通貨として利用されたり、資産の避難先として活用されたりします。
米ドルのペッグ通貨には、Tether(USDT)やTrue USD(TUSD)などもあり、仮想通貨取引所やDeFi(分散型金融)サービスにあわせて使い分けるのが一般的。
特にDeFiの一つであるイールドファーミング(流動性マイニング)では、通貨ペアの選択肢の一つとして期待ができるため、一定の需要が見込めるでしょう。
レートをある特定の水準に連動させて、変動する幅を最小限に限定する通貨のこと。ペッグ(ペグ)=釘や杭のことで、固定を意味している。
「Decentralized Finance」の略称。ブロックチェーン技術を利用した金融サービスのこと。仲介者や管理者が不要のうえ、最小限のコストで運営が可能な仕組みとなっている。
DeFiサービスに仮想通貨を預けて流動性を提供する見返りに、利息や金利、手数料収入がもらえる仕組みのこと。
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特徴②安定・安全・健全なステーブルコイン
HUSD(HUSD)は取引所「Huobi」が中心となり、Stable Universal社とPaxos Trust社との連携によって、安全で健全な発行・運営が行なわれています。
Stable Universal社は、仮想通貨関連のベンチャー企業。HUSD(HUSD)は、米国の銀行口座に保有される米ドルによって1対1の割合で担保されています。この口座開設や入金、それに伴うHUSD(HUSD)の発行を担当するのが、Stable Universal社です。
そしてPaxos Trust社は、ニューヨーク州金融当局の規定に準拠するカストディアン。投資家に代わって、有価証券の保管・管理などを行なう金融機関です。
HUSD(HUSD)においては発行の監視や顧客確認、AML(アンチマネーロンダリング)等の役割を担っていて、分かりやすく言えば監視員役をしています。
このように、HUSD(HUSD)は透明性のある運営を行なっているのが最大の魅力。仮想通貨の価値が、米国の信託会社に保有される米ドルによって裏付けられているため、信頼性の高い銘柄だと言えます。
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特徴③4種類のステーブルコインを統合
HUSD(HUSD)は、4種類のステーブルコインをまとめたオールインワンプログラムです。
このプロジェクトではPaxos Standard(PAX)、True USD(TUSD)、USD Coin(USDC)、Gemini Dollar(GUSD)が統合されていて、そのいずれかと交換できる仕組みとなっています。
これは、特定のステーブルコインに対する依存度を下げる手段にもなっているようです。実際に、現在Tether(USDT)が圧倒的なシェアを誇っているため、問題視する声もあります。
どのようなステーブルコインでも、信用低下で価格が変動する可能性はゼロとは言えません。そう考えると、とても心強い仕組みなのではないでしょうか。
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HUSD(HUSD)の現在の推移価格
チャートを見ると、常に1ドルに近いペッグを維持していることが分かります。ステーブルコインであるHUSD(HUSD)は、今後もチャートが大きく上下する可能性はないでしょう。
HUSD(HUSD)の今後と動向
ステーブルコインとしてのシェアはそこまで高くないものの、投資家の信頼は充分得ている印象です。
また、2021年1月には、IOSTブロックチェーンがHUSD(HUSD)をサポートする計画を発表。他の仮想通貨プロジェクトからも期待されています。
今後もDeFi分野での利用が活発になると思われるので、ぜひポートフォリオに加えておきたいところです。
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HUSD(HUSD)の購入方法
HUSD(HUSD)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。
ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。
- Huobi Global(フォビ)
- Gate.io(ゲート)
- Hotbit(ホットビット)
- Pionex(パイオネックス)
- MDEX(エムディーイーエックス)
- MakiSwap(マキスワップ)
- Elk Finance (エルクファイナンス)
海外の仮想通貨取引所でHUSD(HUSD)を購入する手順は下記の通りです。
- STEP.01口座開設
- 日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
- STEP.02取引ペア
- 国内取引所でHUSD(HUSD)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
- STEP.03海外送金
- 国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、HUSD(HUSD)を購入。
【関連記事】取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。
まずは日本の取引所Coincheckを登録してみよう
日本の仮想通貨取引所に登録するのなら、Coincheck(コインチェック)を検討してみてはいかがでしょうか。
Coincheckでは、17種類もの仮想通貨を取り扱っていて、日本の取引所の中でもトップクラス。海外の取引所で取引ペアとなっている基軸通貨を購入するためにも、選択肢の多いCoincheckを選択するのが最善と言えるでしょう。
【関連記事】Coincheckの口座開設方法についてはこちら。
日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう
海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、最初はこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。
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- 超高速バイナリーオプション取引に対応
bitcastleではまだHUSD(HUSD)を取り扱っていませんが、今後上場する可能性もゼロではありません。ぜひ今のうちに登録しておいてみてはいかがでしょうか?
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【関連記事】bitcastleについての詳しい解説はこちら。
【まとめ】仮想通貨HUSD(HUSD)は信頼性の高さが将来性に繋がる
HUSD(HUSD)<フォビUSD>は、仮想通貨取引所「Huobi(フォビ)」が発行する、独自の仮想通貨(暗号資産)です。
米ドルに対して1対1でペッグされたステーブルコインで、Stable Universal社とPaxos Trust社との連携によって発行や運営が行なわれています。
米ドルの入金や仮想通貨の発行・監視など、複数の企業で役割を担当しているHUSD。今後もその透明性のある運営によって、信頼を維持していくと言えるでしょう。