仮想通貨AtariToken(ATRI)とは?特徴や将来性について解説

仮想通貨Ataritokenとは特徴や将来性について解説のイメージ画像

ゲームやエンターテイメント業界に向けて製作された「Ataritoken」をご存知でしょうか?この仮想通貨はブロックチェーンゲーム内で通貨としての利用や、NFTマーケットプレイスでの支払いを目的としてリリースされ、現在注目を集めています。

本記事ではAtaritokenについて特徴や将来性を詳しく解説します。

  • Ataritokenはどのような特徴を持った仮想通貨なのか知りたい
  • 投資先として有望か
  • 今後の動向や将来性が気になる

この様な疑問を解決する内容となっていますので是非ご覧ください。

Radio Caca(RACA)<ラジオカカ>はNFTゲームのプラットフォーム。RACAはそこで利用される仮想通貨(暗号資産)です。この記事ではRadio Cacaの特徴や将来性について解説します。メタバースに興味がある人は要チェックです!
Anchor Protocol(ANC)<アンカープロトコル>は、ステーブルコインに特化したレンディングプラットフォーム。また、そこで利用される仮想通貨(暗号資産)です。この記事ではAnchor Protocolの特徴や将来性を解説します。

Ataritoken(ATRI)とは

Ataritokenとはのイメージ画像

名称Ataritoken
シンボルトークンATRI
過去最高値\98(2021/5/4)
過去最安値\0.79(2020/11/2)
公式ホームページhttps://atarichain.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/ataritoken?lang=ja

Ataritokenはイーサリアムのブロックチェーン上に構成され、ERC20と言われる汎用性の高い規格で設計、開発された仮想通貨です。

主な使用目的はブロックチェーンゲームやNFTマーケットプレイスなどのエンターテイメントコンテンツ内での支払いを想定。特にブロックチェーンゲーム業界への参入に力を入れています。

Ataritokenとゲームの関係

「Atari」と聞いてもしかしたらご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、Ataritokenを開発しているAtariはもともとアメリカの家庭用ゲーム機の会社です。

現在は自社ゲームの製作は行っていませんが、Ataritokenがゲームで利用できる仮想通貨を製作したのはゲーム会社であった頃の名残ではないでしょうか。

Atariは創業当初は小さな会社でしたが、自社が開発したアーケードゲーム「ポン」が大ヒットを記録し会社は急成長。あっという間に大手企業に並ぶ規模のゲーム会社となりました。

その後Atariはアーケードゲームから家庭用ゲーム機の販売へと営業方針を切り替えていき「Atari2600」というゲーム機を発売しました。

発売当初の売れ行きはいま一つでしたが、Atari2600版「スペースインベーダー」の発売をきっかけにこちらも大ヒットを記録、この販売記録は現在も更新されていません。

その後Atariは徐々に事業を縮小していくのですが、2020年Ataritokenを開発し、再びゲーム業界への復帰を目指しています。

\ アプリダウンロード数 No1 /

Ataritoken(ATRI)の特徴

Ataritokenの特徴のイメージ画像

Ataritokenの特徴は汎用性の高さです。ブロックチェーンをはじめとしたエンタテイメント系の仮想通貨のスマートコントラクトに対応し、すべてのネットワークでマルチに利用できる仮想通貨はそう多くはありません。

この項目ではAtaritokenの特徴を更に深堀して紹介していきます。

特徴①ブロックチェーンゲームで使える仮想通貨

Ataritokenはブロックチェーンゲーム内の通貨として利用できる仮想通貨です。

ゲーム内での利用とはNFTの取引代金であったり、play to earnの報酬であったりと利用の幅はとても広く、オールマイティなユーティリティトークンを想定しています。

利用できるゲームの種類はAtaritokenのスマートコントラクトに対応しているすべてのブロックチェーンゲームが対象で、現在はまだそれほど多くのゲームタイトルはありませんが、徐々にAtaritoken対応のゲームが増加する見通しです。

現時点で既に導入されているゲームはDecentralandと呼ばれるメタバース内に構築されたカジノゲームになります。

このカジノゲームではプレイの掛け金や報酬にATRIが利用可能で、Decentralandでは今後もATRIに対応した新しいカジノゲームが登場する予定となっています。

ブロックチェーンで使える仮想通貨の関連記事

Play to Earn(プレイ・トゥ・アーン)とは「遊んで稼ぐ」という概念を表した言葉です。具体的にはNFTゲームをプレイして仮想通貨(暗号資産)を稼ぐ仕組みのこと。この記事では、Play to EarnとNFTゲームについて解説します。

Ataritokenを導入するメリット

Ataritokenを導入するメリットは通貨価値の安定化です。

従来ブロックチェーン内で利用できる仮想通貨は、そのゲームのブロックチェーンに対応したトークンが使用され、トークンの価値はゲームの人気や将来性に大きく左右されていました。

これはユーザー、運営双方にデメリットです。

例えばあるゲームでPlay to earnを使って稼ごうと思った時、ユーザーは報酬で発生するトークンの価値を見極めなくてはなりません。

そして運営側は、ゲームの面白さとは別にトークンの価値を下げない為の工夫が必要になります。

これらの労力はゲームの運営や実際のプレイに関係のない努力で、Playtoearnが大きく発展しない原因の一つとして考えられることもあります。

これを解決するために、Ataritokenのようなゲームの価値とは関係のないトークンを報酬に導入することで収益性が安定し、双方の負担の軽減に繋がります。

特徴②独自のウォレットアプリAtarismart

AtaritokenはAtarismartと呼ばれる独自のウォレットアプリを提供しています。このアプリケーションはモバイルアプリとして開発され、取引の信頼性と高いセキュリティ性能が特徴です。

Atarismartのメインシステムは、ネットワークに接続された「オンチェーン」状態と、ネットワークから切断された「オフチェーン」状態を常に変更し続ける独自の技術を使用しており、ユーザーの利便性の向上とセキュリティ性能の強化を実現しています。

Atarismartは現在ATRI、ETH、USDT、BTC、LTC、BNBが利用可能で24時間いつでも取引できます。

さらにエコシステム内の利用手数料が無料なので、Atarismart同士のトークンの交換や口座への入出金にコストがかかりません。

もちろんこのウォレットはAtaritokenが利用できるゲームプラットフォームにも対応しており、Atarismartを接続してPlay to earnを楽しむこともできます。

特徴③AtariDEX

Ataritokenはトークンの流動性の確保と流通の促進を促すために自社で運営する分散型取引所「Atari DEX」を公開しています。

Atari DEXではMETAMASKというメジャーなウォレットが接続可能で、交換できるトークンはETH、ATRI、FANTOMの3つです。

このDEXはまだ開発途中ということもあり、接続できるウォレットの種類も少なく、取引できるトークンも3種類しかありませんが、今後はシステムアップデートとともに対応できる範囲が広がっていくでしょう。

DEXとは

DEXとは分散型取引所のことを指し、DeFi(分散型金融)の一つです。銀行のような中央集権型の取引所と異なり、管理者が存在せず、取引はネットワークの参加者と直接行う仕組みになっています。

DEXは第三者を仲介しないことで匿名性が高く、取引コストが低額であるため、仮想通貨の取引に多く用いられます。

しかし管理者不在によるデメリットもあり、取引が不成立になってしまった場合の損害(仮想通貨の持ち逃げなど)に対する保証はなく、常にハッキングなどのリスクにもさらされていることから、完全に安全な取引手段ではないということに注意が必要です。

DEXについて詳しい記事はこちら

「仮想通貨のDEXって何のこと?」 「DEXにはどのようなメリット・デメリットがあるの?」 ここ数年で一気に仮想通貨に投資する人が増えま...

Ataritoken(ATRI)の現在の推移価格

 

2022年4月時点でATRIは0.025USDTで推移しており2022年1月の1USDTから比べると約1/50まで下落しています。

しかしこのトークンはまだリリースから日が浅く、上場している取引所もほとんど存在しないので、この価格水準は妥当ではないかと考えられます。

今後の価格推移の予想

今後のATRIの価格動向は「Ataritokenの成長次第で上昇が見込まれる」予想です。

根拠は以下の3つ。

  • 取引量が少なくテクニカル分析的にも上昇要因が乏しい
  • 開発中のサービスが多く、トークンの使いどころが少ない
  • 大手取引所への上場がされていない

これらの要因によってATRIの短期的な上昇は期待できませんが、今後のAtaritokenの成長とATRIの流通量の増加に伴って価格は上昇していくと考えられるので、今後の価格推移はAtaritokenの成長次第と予想しました。

とはいえゲームやエンターテイメント関連のブロックチェーンは急成長中のジャンルであり、これらの経済的なインフラを支えるAtaritokenの将来性には大きく期待できます。

投資目的ではなく、利用目的としてATRIを保有するのであれば非常に安価な今が購入チャンスと言えるでしょう。

広告

Ataritoken(ATRI)の今後と動向

Ataritokenの今後と動向のイメージ画像

Ataritokenは現在DEXを始めに、スマートコントラクトの実装、ポータルサイトの開設と様々なサービスの開発に取り組んでいます。

現在利用可能なサービスはDEXと一部のカジノゲームだけですが、Ataritokenの経済圏が確立すればエンターテイメントブロックチェーン業界に大きな影響を与えるでしょう。

ここからは公式ホームページが公開しているニュースの中から、Ataritoken将来性が期待できる注目のトピックをいくつか取り上げて紹介していきます。

注目のトピック①Poliygon(ポリゴン)との提携

Atariは2レイヤー方式という特別なブロックチェーン技術を持つpoliygonとのパートナーシップ提携を発表しました。これによってAtaritokenやNFTなど、Atariが制作したブロックチェーンのスケーラビリティ問題の解消が期待されます。

ニュースの原文

【補足】

スケーラビリティ問題:ブロックチェーンに多くの処理(トランザクション)が流れてしまうと処理に遅延が発生する問題のこと。主に一つのブロックチェーンに多くのユーザーが集まると発生します。

2レイヤー方式:スケーラビリティ問題を解決するためのブロックチェーン技術。1本のブロックチェーンを2つの階層に分割し、完了した処理の結果のみをメインのレイヤーに記録する方式。中間の処理の記録はネットワークにつながっていないもう一つのレイヤーに記録することで、処理の負担を減らし、メインレイヤーの遅延を解消します。

poliygonの関連記事はこちら

「Polygon(MATIC)ってどんな仮想通貨?」 「Polygon(MATIC)の将来性は?」 「まだ上昇する可能性はありそう?」 ...

注目のトピック②大型メタバースDecentralandへの参加

Atariは大型メタバースを展開するDecentraland(ディセントラランド)とパートナーシップを結び、メタバース内に大型のゲームセンターを開きました。

ゲームセンター内ではAtariが初期の頃に開発していたレトロなアーケードゲームを中心に複数のタイトルが用意され、Atariの急成長のきっかけとなった「ポン」もプレイできるそうです。

関連記事はこちら

「Decentraland(MANA)って最近話題だけど、将来性もある仮想通貨なのかな?」 「Decentraland(MANA)の特徴や...

Decentralandとは

Decentralandは2015年に誕生したメタバースで、初期の頃から話題になっていた老舗の仮想通貨です。リリース当初は2Dプラットフォームでしたが現在はVRによる3D映像にも対応しています。

2017年に行われたメタバース用トークンのプレセールでは開始数十秒で26億円もの売り上げを記録し話題にもなりました。現在はさらなるアップデートを遂げ、大型メタバースの一つとして運営されています。

Ataritoken(ATRI)の購入方法

Ataritokenの購入方法のイメージ画像

Ataritokenは現在国内の仮想通貨取引所、海外の仮想通貨取引所のどちらにも取り扱いがないため、購入は公式のホームページに用意されているDEXでETHなどと交換する方法になります。

交換の手順は以下の通りです。

  • STEP.01アクセス
    Ataritoken公式ページよりAtariDexにアクセスします
  • STEP.02接続
    現在使用してるウォレットを接続します
  • STEP.03交換
    ウォレット内のETHかFTMをATRIに交換すればスワップ完了です

【まとめ】Ataritokenは今後の開発動向に期待の仮想通貨

Ataritokenの解説は以上になります。異なるブロックチェーンゲームの通貨として相互運用可能はAtaritokenの需要は現在のブロックチェーンゲームブームによって高まる一方でしょう。

いずれすべてのシステムの開発が完了すれば多くのブロックチェーンゲームにAtaritokenは導入されゲームの経済的なインフレを担うトークンになるはずです。

現在はまだその段階ではありませんが、潜在的な需要と将来性が計り知れないAtaritokenの今後の動向には要注目です。