「Frax Share(FXS)ってどんな仮想通貨?Frax(FRAX)との違いは?」
「Frax Share(FXS)やFrax financeに将来性はありそう?」
Frax Share(FXS)<フラックスシェア>といえば、「Frax finance(フラックスファイナンス)」で利用されている仮想通貨(暗号資産)です。
ステーブルコインのFrax(FRAX)<フラックス>とあわせて名前を聞くことが多いので、混乱してしまった人もいるのではないでしょうか。
この記事では、Frax Share(FXS)の特徴や将来性について解説します。「Frax finance」や「Frax(FRAX)」についても説明しているので、投資を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
仮想通貨プロジェクト | Frax Finance(フラックスファイナンス) |
通貨名 | Frax Share(フラックスシェア) |
単位 | FXS |
プラットフォームの種類 | ステーブルコインプロトコル |
ブロックチェーン | Ethereum、Avalanche |
現在の循環供給量 | 16,209,405 FXS |
現在の価格 | 約2,695円 |
時価総額 | 約43,215,972,708円 |
市場ランキング | 166位 |
公式サイト | https://frax.finance/#welcome |
公式Twitter | https://twitter.com/fraxfinance |
公式Telegramコミュニティ | https://t.me/fraxfinance |
※2022年3月29日時点。
Frax Share(FXS)<フラックスシェア>は、ステーブルコインプロトコル「Frax Finance(フラックスファイナンス)」のシステムを支えるトークンの一つです。
「Frax Finance」は、Frax Share(FXS)とFrax(FRAX)、2トークンシステムで構成されているため、デュアルコインとも呼ばれます。また、「Frax Finance Coin(FRAX/FXS)」と表記されることもあるようです。
DeFi(分散型金融)のサービスでは、ステーブルコインとしてFrax(FRAX)の名前を目にすることも多いでしょう。しかし、Frax Share(FXS)と2つあわせてステーブルコイン、という考え方もあるため、人によって解釈が異なる場合があります。
そのため、Frax Share(FXS)とFrax(FRAX)がどのような役割や性質を持っているのか、しっかりと把握しておくことが大切です。
取引価格が変動しないように設計された仮想通貨のこと。ステーブル=ホチキスのことで、固定を意味している。主に法定通貨担保型、無担保型(アルゴリズム型)、仮想通貨担保型の3種類がある。
「Decentralized Finance」の略称。ブロックチェーン技術を利用した金融サービスのこと。仲介者や管理者が不要のうえ、最小限のコストで運営が可能な仕組みとなっている。
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Frax Share(FXS)<フラックスシェア>は、「Frax Finance」のシステムにおいて、重要な役割を担っています。これは、Frax(FRAX)<フラックス>との関係性の話でもあるので、確実に理解しておきたいポイントです。
ここでは、Frax Share(FXS)、及び「Frax Finance」の主な特徴を3つご紹介します。
特徴①FXSはガバナンストークン・FRAXはステーブルコイン
Frax Share(FXS)は「Frax Finance」のガバナンストークン(独自トークン)。Frax(FRAX)は、1FRAX=1ドルに調整されたステーブルコインです。
ガバナンストークンとは、運営や開発についての方針を、ホルダー(保有者)による投票で決定するトークンのこと。簡単に言えば、投票権のようなものです。
それに比べてステーブルコインは、基軸通貨として活用されるのが一般的。そのため、仮想通貨取引所では通貨ペアとして指定されていることも多いです。
そう考えると、Frax Share(FXS)に関しては、トークン(仮想通貨)自体に機能が備わっているイメージを想像すると分かりやすいかもしれません。
取引の中心的な扱いとなる通貨のことを指す。仮想通貨の取引では決算通貨として使われることが多い。有名な銘柄はビットコイン(BTC)。
取引で売買するときの通貨の組み合わせのこと。「売買の対象となる通貨/決済通貨」で表記される。【例】BTC/JPY ※ビットコイン(BTC)/日本円(JPY)。
特徴②「部分的無担保型のステーブルコイン」を支えるFXS
Frax(FRAX)の価格
Frax(FRAX)、及び「Frax Finance」は、部分的無担保型のステーブルコインです。
ステーブルコインの種類は主に、法定通貨担保型・仮想通貨担保型・無担保型(アルゴリズム型)の3種類。つまり、「Frax Finance」はかなり特殊なステーブルコインというわけです。
具体的に説明すると「1FRAX=1ドル」の1ドルに、その価値を裏付けるため、一部USD Coin(USDC)が担保されています。ちなみにこのUSD Coin(USDC)とは、米ドルのペッグ通貨です。
また、この1ドルには共通資産として、Frax Share(FXS)も含まれています。これは、1ドルにあわせるための調整役を担っているためです。
Frax Share(FXS)の価格
Frax(FRAX)は最初、「1FRAX=1USDC=1ドル」として、USD Coin(USDC)の担保率が100%で発行されます。そして、Frax(FRAX)の価格が1ドルを上回った場合は、USD Coin(USDC)の担保率が徐々に引き下げられるという流れ。
それに対応してFrax Share(FXS)は、担保プールの調整に利用される仕組みです。
USD Coin(USDC)の担保率
レートをある特定の水準に連動させて、変動する幅を最小限に限定する通貨のこと。ペッグ(ペグ)=釘や杭のことで、固定を意味している。
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特徴③FXSを利用した「買い戻し」「再担保化」機能
Buybuck(買い戻し)
担保超過となっている際に利用できる機能。Frax Share(FXS)をバーン(焼却)することにより、担保となっているUSD Coin(USDC)を買い戻すことが可能。
Recollateralize(再担保化)
担保不足となっている際に利用できる機能。USD Coin(USDC)で、Frax Share(FXS)を購入することが可能。
「Frax Finance」には、「Buybuck(買い戻し)」と「Recollateralize(再担保化)」の機能があります。これは、担保比率の変動によって生じた、Frax(FRAX)買い入れ時の担保の差を解消するためです。
担保の調整役であるFrax Share(FXS)は、Frax(FRAX)と比べるとやや地味な印象。しかし、その役割はかなり重要であることが分かると思います。
チャートをみると、上がったり下がったりを繰り返している印象です。Frax Share(FXS)の仕組みを考えると、USD Coin(USDC)の担保率に影響を受けている可能性が高いでしょう。
そのため、Frax(FRAX)の発行数次第では、価格が急騰する場合もあるかもしれません。
Frax Share(FXS)はステーブルコインの価値を支えるトークンなので、Frax(FRAX)が存在する限り一定の需要があります。
ステーブルコインは、DEX(分散型取引所)や流動性マイニングなどのDeFi(分散型金融)のサービスで利用される機会が多いため、今後も安心して保有することができそうです。
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Frax Share(FXS)は日本の仮想通貨取引所では取り扱っていません。そのため、海外の仮想通貨取引所やDEX(分散型取引所)などで購入する必要があります。
ただし、取引所によっては日本人向けサービスを停止しているところもあるようです。また、海外取引所は日本の金融庁の認可を受けていないため、リスクも踏まえたうえで利用しましょう。
- Binance(バイナンス)
- MEXC(エムイーエックスシー)
- Gate.io(ゲート)
- FTX(エフティーエックス)
- Bittrex(ビットレックス)
- KuCoin(クーコイン)
- SpiritSwap(スピリットスワップ)
- ApeSwap (エイプスワップ)
- Anyswap(エニースワップ)
- SushiSwap(スシスワップ)
- Uniswap(ユニスワップ)
海外の仮想通貨取引所でFrax Share(FXS)を購入する手順は下記の通りです。
- STEP.01口座開設
- 日本と海外、それぞれの仮想通貨取引所に口座を開設。
- STEP.02取引ペア
- 国内取引所でFrax Share(FXS)の取引ペアとなっている仮想通貨を購入。
※取引ペアとして一般的なのは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)です。
- STEP.03海外送金
- 国内取引所から取引ペアの仮想通貨を海外取引所に送金して、Frax Share(FXS)を購入。
【関連記事】取引所を選ぶ際は、こちらも参考にしてみてください。
まずは日本の取引所Coincheckを登録してみよう
日本の仮想通貨取引所に登録するのなら、Coincheck(コインチェック)を検討してみてはいかがでしょうか。
Coincheckでは、17種類もの仮想通貨を取り扱っていて、日本の取引所の中でもトップクラス。海外の取引所で取引ペアとなっている基軸通貨を購入するためにも、選択肢の多いCoincheckを選択するのが最善と言えるでしょう。
【関連記事】Coincheckの口座開設方法についてはこちら。
日本語対応の「bitcastle」で海外取引所に慣れよう
海外の仮想通貨取引所を利用することに不安を感じている人は、「bitcastle(ビットキャッスル)」に登録してみてはいかがでしょうか。bitcastleは日本語に対応しているので、最初はこちらで海外の取引所の雰囲気に慣れておくのもオススメです。
- 主要通貨ペアの取引手数料0%
- 大半の通貨をコールドウォレットで保管
- 超高速バイナリーオプション取引に対応
bitcastleではまだFrax Share(FXS)を取り扱っていませんが、今後上場する可能性もゼロではありません。ぜひ今のうちに登録しておいてみてはいかがでしょうか?
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【関連記事】bitcastleについての詳しい解説はこちら。
Frax Share(FXS)<フラックスシェア>は、「Frax Finance(フラックスファイナンス)」のシステムを支える仮想通貨(暗号資産)です。
主な役割は、ステーブルコインのFrax(FRAX)<フラックス>が、1FRAX=1ドルになるように担保を調整すること。
このようにFrax(FRAX)と密接な関わりを持つ仮想通貨なので、Frax Share(FXS)もステーブルコインと同じように安定した将来性があると言えるのではないでしょうか。