仮想通貨が投資商品として一般に広く認知されてから、現在では多くの仮想通貨取引所が開設されました。国内の取引所や海外の取引所など様々な種類があり、初めて取引される方にはどの仮想通貨取引所を使えばいいか悩むところでもあります。
「Bitpanda Ecosystem Token(ビットパンダエコシステムトークン)」という仮想通貨をご存じでしょうか?この仮想通貨は投資用の総合プラットフォームで、ウォレットの役目も果たす仮想通貨です。
仮想通貨が運営する投資プラットフォームはブロックチェーンによって分散管理され、中央集権型の取引所よりもセキュリティ性能が高いことが特徴です。
本記事ではブロックチェーン技術によって開発された投資プラットフォーム「Bitpanda Ecosystem Token」を紹介します。
- Bitpanda Ecosystem Tokenについて知りたい
- 新しい投資の取引ツールを知りたい
- エコシステムトークンであるBESTの将来性が気になる
このような疑問を解決する記事となってますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
Bitpanda Ecosystem Token(BEST)とは
名称 | Bitpanda Ecosystem Token |
トークンシンボル | BEST |
過去最高値 | \382.1(2021/4/21) |
過去最安値 | 5.6(20203/13) |
Bitpanda Ecosystem Token公式ページ | https://www.bitpanda.com/en/bitpanda-ecosystem-token |
Bitpanda Ecosystem Token公式Twitter | https://mobile.twitter.com/bitpandabest |
Bitpanda Ecosystem Tokenは分散型管理の投資プラットフォームで、投資会社の運営媒体はMiFIDⅡ(後述します)に準拠し、決済サービスはPSD2(後述します)に則っています。
登録は非常に容易で、氏名、アドレス、パスワード、居住地を入力してアカウントを作成するだけです。
取引所のオープン時間に関係なく24時間取引可能で、取引コストも安価なことから、従来の取引所に比べて利便性、低コスト、安全性の面において非常に優秀なプラットフォームになっています。
MiFIDⅡについて
MiFIDⅡとは「Markets in Financial Instruments Directive 2」の略称で、EU(欧州連合)の金融や株式市場に対する新規制のことを言います。2018年1月施行。
制定の目的は市場を取り巻く環境の急速な変化に対して投資家の保護と取引の透明性を守ることです。
主な規制は不正なアルゴリズム売買の禁止、デリバティブ(株式や債券などの金融商品)取引の新規ルールの制定、株式以外の金融商品に対する規制などです。
他には投資会社のブローカーに支払う売買手数料と市場調査に対する対価の分離なども求められます。
PSD2について
PSD2とは「Payments Services Directive2」の略称で2007年に導入された取引決済サービスと、決済サービスを管理するプロバイダに対するEU(欧州連合)の規制です。
近年急速に発達するオンライン上での決済サービスに対して、取引の安全性確保や不正な決済を排除することを目的としており、決済サービスを扱うプロバイダには確実な本人確認(SCA)への対応も厳格に求められます。
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Bitpanda Ecosystem Token(BEST)の特徴
Bitpanda Ecosystem Tokenにはブロックチェーン上に構築されている取引プラットフォームだからこその特徴があります。
以下ではそれらの特徴について詳しく解説していきます。
特徴①豊富な取引商品
Bitpanda Ecosystem Tokenのプラットフォームは株式や仮想通貨の取引において従来の取引所と遜色がないくらいの金融商品を取り扱っています。
- 株式
- ETF
- 仮想通貨
- 貴金属
株式銘柄はGAFAMなどのアメリカを代表する株式はもちろん、欧州の銘柄も購入できますし、仮想通貨もBTCやEHTなどの有名通貨が取引可能です。
貴金属はゴールド、シルバー、プラチナ、パラジウムを取引することができるので、このプラットフォーム一つでメジャーな金融商品の取引はすべてカバーします。
Bitpanda Ecosystem Tokenの株式・ETF取引について
Bitpanda Ecosystem Tokenでは24時間いつでも株式やETFの取引が可能です。手数料はかからず、コストはスプレッドのみとなっています。
ユーザーは株式を市場から直接購入せず、Bitpanda Ecosystem Tokenが保有する原株を購入する方式となっていて、原株が足りない場合はBitpanda Ecosystem Tokenはパートナー取引所から原株を購入し、ユーザーの資産を保全します。
24時間取引できるのはこのような仕組みによるもので、取引所を介さないので購入金額も1ユーロからなど非常にフレキシブルな取引方法に対応します。
Bitpanda Ecosystem Tokenの仮想通貨取引について
Bitpanda Ecosystem Tokenの仮想通貨取引は株式と同じく24時間取引可能です。ユーザーの資金はオフラインウォレットで保全され、AML5(マネーロンダリング対策の規格)に準拠した透明性の高いプラットフォームになります。
最低入金額は25ユーロですが仮想通貨の購入は1ユーロから可能です。
Bitpanda Ecosystem Tokenの貴金属取引について
購入は1ユーロから可能で、現物の金属を保有します。CFDと異なるので売却などの必要はなく資産の長期保有が可能です。
取引される金属は投資グレードに準ずるもので、実物はスイスの金庫にて保管されています。
特徴②BESTトークン
Bitpanda Ecosystem Tokenは取引プラットフォームですが仮想通貨でもあるのでエコシステムトークンであるBESTというトークンを発行しています。
BESTトークンは様々な方法で稼ぐことが可能で、ステーキングはもちろんユーザーの紹介などでも報酬が発生します。
BESTはERC20に準拠するイーサリアムブロックチェーン用トークンで、保有者にはステーキング報酬の他にも限定特典や特別報酬が与えられるので、長期保有に最適です。
また、BESTは最低限の価値を保つため発行総数の75%がバーンされるまで定期的にその数を減少させます。このため将来的にはBESTの価値は今よりも向上すると考えられるので、購入は早い方がお得かもしれません。
特徴③Bitpanda Ecosystem Tokenカード
Bitpanda Ecosystem TokenではBitpandaカードというデビットカードが用意されています。このカードは保有する仮想通貨や、株式、金属などの資産を実際の金銭のように使用できるカードです。
カードブランドはVISAとなっていてICチップ内蔵、サムスンペイとGoogleプレイにはすでに対応済となっています。
カードの発行手数料や口座維持手数料は無料で、使用時の最低支払額もありません。
BESTを長期保有しVIP会員になると独自の特典があるのでVIPユーザーの方は合わせてカード申し込みをするといいでしょう。
- 取引ごとに0.5~2%のBTCキャッシュバック
- 外国為替手数料から0.75~2.25%割引
- ATMからの引き出しは毎月一定量無料
Bitpandaカードのセキュリティ3DS
BitpandaカードはVISAブランドのデビットカードなので、そのセキュリティ性能はVISAクレジットカードと同様のスペックを持っています。
特に本人確認においては非常に厳格にチェックされ、ショッピングなどの認証には3DS(3Dセキュア)が採用されています。
3DSはVISAが初めに提唱した本人認証システムで、インターネットショッピングなどの取引において、カード裏面のセキュリティコードにワンタイムパスワードや、生体認証など使用者にしか分からないパスワードを紐づけることで第三者の不正利用を防ぐというものです。
クレジットカードでは現在当たり前とされる認証システムですが、仮想通貨を発行する企業が発行したデビットカードにこのような高いセキュリティシステムを採用することは珍しく、今後の普及が期待されます。
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Bitpanda Ecosystem Token(BEST)の現在の推移価格
ローンチ直後に高騰し、3.0USDTを付けたあたりから下落し2022年3月時点では1.0USDTをやや下回る価格でBESTは推移しています。今後の展望は上昇していくだろうと考えられますがテクニカル的な根拠はありません。
テクニカル分析をする上で重要な指標となる取引ボリュームはいまだに少なく、分析のためのデータが集まっていないことがその理由です。
しかしBESTは定期的なバーンによって価格がBitpanda Ecosystem Token側で調整されるのと、Bitpanda Ecosystem Token内でのBESTの実用化がまだ始まっていないことからファンダメンタル的には今後価値の上昇が見込まれると予想できます。
仮想通貨をトレードするなら「bitcastle」がおすすめ
bitcastleは「最も早く」、「最も安く」、「最も安全」な仮想通貨取引所です。bitcastleが提供するバイナリーオプション、「Lightning」は最短5秒で決着がつく業界最速のルールを採用。
残念ながらBESTの取り扱いはありませんが今後bitcastleへ上場する可能性はゼロではありません。まずは仮想通貨のトレードとはどのようなものか一度体験してみてはいかがでしょう?
Bitpanda Ecosystem Token(BEST)の今後と動向
Bitpanda Ecosystem Tokenの今後はとても期待のできるものと考えています。まずエコシステムトークンであるBESTは2022年第2四半期に「インスタントトレードボーナス」というサービスを実装予定です。
このサービスはBEST VIPとしてロイヤリティプログラムに参加するとBitpanda Ecosystem Tokenのプラットフォームを利用した取引量に応じてBESTの報酬が発生します。
この報酬はVIPレベルによって還元率が変化し、最も高いレベルでは取引量の0.25%をBESTとして受け取ることができます。
同じく2022年第2四半期には「ベストリワード」というサービスも実装予定で、このサービスは最低10BESTの保有を条件に毎週1回の取引で保有量の0.1%を毎週獲得できるというものです。
このサービスは0.1%のBEST報酬の他に追加ボーナスも存在し、これらを2つ合わせると年間15%以上のリターンが望めます。
報酬は割合で発生するので、BESTを大量に保持すれば保持するほどリターンが大きくなりますし、現在はBESTが非常に安価なことから参入敷居も低めです。
仮想通貨や金融商品の投資市場は今後の発展は間違いないでしょうし、投資とステーキングの双方が可能なBitpanda Ecosystem Tokenは高利回りの投資プラットフォームとして成長していくでしょう。
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Bitpanda Ecosystem Token(BEST)の購入方法
Bitpanda Ecosystem Tokenは国内の仮想通貨取引所、海外の大手取引所では取り扱っておりません。
購入はBitpanda ProというBitpanda Ecosystem Tokenの運営会社が提供するプラットフォームから直接行います。
購入にはBTCやETHが必要となるので合わせて用意しておきましょう。
【まとめ】投資プラットフォームとしてBitpanda Ecosystem Tokenの今後に期待
株式や仮想通貨などの金融商品取引ができる仮想通貨Bitpanda Ecosystem Tokenの解説は以上です。仮想通貨はビットコインから始まり、現在ではブロックチェーンゲームのための通貨や分散型金融(Defi)を構築する仮想通貨とその役割は多岐に渡ります。
その中でBitpanda Ecosystem Tokenは様々なサービスと提供する仮想通貨の中でも珍しく、投資活動をサポートするプラットフォームとして誕生しました。
現在はまだリリースされたばかりで、取引できる通貨も、株式もそれほど多くはありませんが、恐らく今後台頭してくるジャンルであることは間違いないでしょう。
もし、投資をするための仮想通貨Bitpanda Ecosystem Tokenに興味を持たれた方はまずはアカウント登録をしてみてはいかがでしょう?
従来の取引所にはなかった独自サービスを提供するこのプラットフォームでの投資は新しいポートフォリオを提供してくれるかもしれません。