メタマスクという言葉を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。メタマスクは、仮想通貨ウォレットでブラウザへの拡張昨日として導入するほか、スマートフォンでアプリをインストールし、仮想通貨の送金や受け取りといった管理を一貫して行うことができます。しかし、メタマスクについて詳しく理解できていない方も少なくはありません。そこで本記事では、メタマスクについて詳しく解説していきます。イーサリアム系の仮想通貨の利用を思案している方は、ぜひ参考にしてみてください。
メタマスクとは?
メタマスクとは、イーサリアム系の仮想通貨・トークンを保管するためにあるweb上のウォレットのことを指します。
メタマスクは、仮想通貨・暗号資産専用の財布であり、イーサリアムだけではなくイーサリアムを基盤にしているNFTなどの保管・管理・送受信をできるのが特徴のひとつでしょう。
また、近年ではNFTアートやNFTゲームのサービスが増えている傾向にあります。
その多くがメタマスクを使用した決済や管理を必要としていることから、NFTアートやNFTゲームといったイーサリアム上のサービスの利用には、メタマスクは必須のツールとなってくるでしょう。
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メタマスクの始め方・使用方法
メタマスクの概要については説明しましたが、始め方や使用方法について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでここでは、メタマスクの始め方・使用方法について詳しく説明していきます。メタマスクの使用方法には順序があり、順番は以下に記載しています。
- STEP.01
- 口座開設
- STEP.02
- 日本円を入金・仮想通貨の購入
- STEP.03
- メタマスクへ入手・送金
- STEP.04
- それぞれのサービスへ送金
このような順序になっているので、詳しく説明していきます。また、その他の使用方法についても合わせて解説していくので、早速見て行きましょう。
口座開設
メタマスクを使用するには、まず口座を開設する必要があります。口座は、コインチェックで開設が可能です。コインチェックではインターネットの環境が整っていれば、約1日で口座開設できるでしょう。
コインチェックの公式サイトへアクセスし、会員登録ボタンをクリックします。下記の画像のように、公式サイトでは分かりやすく会員登録を押すところがあるので安心でしょう。登録には、メールアドレスや電話番号といった個人情報を入力する必要があります。また、身分証の登録もカメラでの撮影が必要になるので、免許証やマイナンバーカードを事前に用意しておくとスムーズに登録が進むでしょう。
コインチェックは、スマートフォン用のアプリもあるので、インストールしておくといつでも管理が可能になるのでアプリのダウンロードもおすすめです。
日本円を入金・仮想通貨の購入
口座が開設できれば、仮想通貨の購入へと進みます。しかしその前に、仮想通貨の購入には日本金が必要になるでしょう。したがって、コインチェックに日本円を入金します。下記の画像のように、コインチェックには日本円を入金する項目があるので、本人確認を済ませていれば入金可能です。
入金の方法は、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金の3種類です。どれも手数料が必要になるので注意しておきましょう。また、銀行振込を選択した際には、GMOあおぞらネット銀行・住信SBIネット銀行の口座への入金が表示されます。どちらに入金しても問題はありません。振込が済めば入金完了です。
入金が完了すれば、仮想通貨の購入が可能になります。下記の画像のようにコインチェックの取引所をクリックすれば、購入できる仮想通貨の一覧が出てきます。その中から、イーサリアムを選択し、自身が購入したい数量を入力すれば購入のボタンを押します。
これで、イーサリアムの購入は完了です。
メタマスクの入手・送金
次にメタマスクへの送金やメタマスクの入手について解説していきます。メタマスクの入手では、ブラウザを使用して入手するのがほとんどでしょう。どのブラウザでメタマスクを入手をしても違いは少ないですが、おすすめはGoogleChromeです。ここでは、GoogleChromeでの入手方法を解説していきます。GoogleChromeでメタマスクにアクセスし、下記の画像の右上にある「Chromeに追加」をクリックします。
Chromeに追加をクリックすると、拡張機能の追加を求められるので承認するようにしましょう。するとGoogleChromeの右上の自身のアカウント名が記載されている横に、ジグソーパズルの1ピースのようなものが追加されます。それをクリックするとメタマスクの初期設定へと進むことが可能です。
上記のような画面が出てくるので、「ウォレットを作成」をクリックします。クリックするとパスワードの設定に進むので設定を済ませましょう。設定したパスワードは忘れないようにメモしておくことをおすすめします。その後、秘密のバックフレーズの画面になるので、「秘密の言葉を表示するには、ここをクリックします」をクリックしましょう。
次に、バックフレーズの確認を済ませれば登録は完了です。これで、メタマスクを利用して仮想通貨の送金や入金といった管理が可能になります。
メタマスク内でイーサリアムを送金するには下記画像の画面にいき、自身のアカウントへカーソルを合わせ、メタマスク用のアドレスをコピーします。
このコピーしたアドレスにイーサリアムを送金するようにします。次にコインチェックを起動します。コインチェック内の「送金と受け取り」をクリックし、「BTC以外の送金」「イーサリアムを送る」の順に行っていきましょう。
その後、「送金先リストの編集」から先ほどコピーしたメタマスク用のアドレスをペーストし「追加」を押します。最後に金額を入力し「送金する」を選択すれば完了です。
それぞれのサービスへ送金
メタマスクには様々なサービスが存在しています。その各種サービスへと送金することも一つの選択肢です。例えば、メタマスクにあるOpenSeaでは、アクセスしアカウントセッティングからメタマスクと連携してサービスを楽しむことができるでしょう。
また、メタマスクにイーサリアムブロックチェーン以外を追加することも可能なので、追加したいと思案している方は試してみてはいかがでしょうか。
メタマスクで利用できるサービスとは?
メタマスクではどのようなサービスが利用できるのでしょうか。ここではメタマスクで利用できる3つのサービスについて詳しく解説していきます。
・CRYPTO SPELLS
・Openseaメタマスクで利用できる3つのサービス
Axie Infinity
Axie InfinityはSky Mavisが運営しているNFTゲームです。モンスターを集めたりモンスターを戦わせたりできるのが特徴のひとつになります。NFTのモンスターを売買でき、プレイすることにより報酬得ることが可能です。日本語には非対応ですが、近年では日本人のプレイヤーも増えている傾向にあります。
CRYPTO SPELLS
CRYPTO SPELLSは、CryptoGames株式会社という日本のNFTゲームメーカーが提供している人気のブロックチェーンTCG(レーディングカードゲーム)です。ブロックチェーン上のゲームなので、集めたアイテムやカードはNFTでありプレイヤー自身の資産になります。
日常的にゲームを楽しむ方は新鮮に楽しむこともでき、アイテムやカードを売ることで売却益を得られるので、楽しみながらお金を稼ぐこともできるでしょう。
Opensea
OpenSeaは世界最大規模のNFTマーケットプレイスであり、多くのユーザーを抱えているのが特徴のひとつです。有名なアーティストの作品や音楽、ブロックチェーンゲームのアイテムなどの購入・出品ができます。アカウント登録も容易でメタマスクならば、すぐに連携して利用可能です。取引に関してもシンプルで分かりやすいので、NFTの売買を行う際にOpenSeaを利用しているユーザーは多いでしょう。
また、OpenSeaはイーサリアム以外のブロックチェーンにも対応しているので、他のブロックチェーンでも利用したい方にもおすすめです。
メタマスクについての注意点
メタマスクを使用する上では、いくつか注意点があります。注意点を理解した上でメタマスクを利用できればストレスなくメタマスクを使用できるでしょう。ここでは大きく分けて2つの注意点を解説していきます。
・メタマスク内で起こり得ることは自己責任が多いメタマスクにおける2つの注意点
以上の2つの注意点について解説していきます。では早速見ていきましょう。
全ての暗号資産やブロックチェーンに対応しているわけではない
メタマスクは全ての暗号資産やブロックチェーンに対応しているわけではありません。現在のメタマスクでは、アバランチ・ポリゴン・ハーモニーといったチェーンに対応していますが、全てのチェーンとの互換性はないので注意が必要でしょう。
また、暗号資産に関しても、メタマスクはイーサリアム系のアプリであるため、イーサリアム系以外の暗号資産とも互換性がありません。ただしBinance Smart Chainというネットワークを追加すれば、利用できる通貨もあります。
メタマスク内で起こり得ることは自己責任が多い
メタマスクを利用できるWeb3.0は管理者の概念がなく、自己責任となります。個人情報の開示まではないものの、間違って取引をしてしまった際には自己責任のため、注意が必要です。
また、ハッキングリスクについても理解しておくことをおすすめします。メタマスクは、シークレットリカバリーフレーズによりどこからでも同期が可能です。したがって、シークレットリカバリーフレーズを知っていれば誰でもアクセスが可能になるので、シークレットリカバリーフレーズの共有は避けるようにしましょう。
メタマスクのQ&A
ここまで、解説してきたこと以外にもメタマスクについて疑問に感じることがいくつかあるかもしれません。なのでここでは、メタマスクに関するよくある質問・疑問についてQ&A方式で解説していきます。
・メタマスクの作成は無料なのか?
・メタマスクの安全性は?メタマスクのQ&A
以上のことについて解説していきます。では早速見ていきましょう。
Q.取引所ではなくメタマスクを利用する必要があるのか?
A.イーサリアムのブロックチェーンに連動しているNFTゲームや金融サービスを利用するには、仮想通貨ウォレットであるメタマスクを使用して決済を行わなければいけません。
その他にも、DAppsと呼ばれているサービスの利用にもメタマスクが必要になってくるので、メタマスクの利用が必須になってくるでしょう。
Q.メタマスクの作成は無料なのか?
A.メタマスクの作成は誰であっても無料です。初期費用を必要としないのは利用するにあたって大きなメリットではないでしょうか。無料なので、いつ作成・使用しても問題ないため好きな時に作成が可能です。
いざ、利用したい時のために作成だけ済ませておくのもおすすめします。まずはコインチェックを利用して確認してみてはいかがでしょうか。
Q.メタマスクの安全性は?
A.メタマスクの安全性・セキュリティ性は、取引所のウォレットより高いとされています。理由として挙げられるのは、ウォレットをインポートする際に、ウォレット用のプライベートキー(秘密鍵)を使用していることでしょう。
メタマスクは、ネットワーク上で管理されていますが、オフラインでウォレット用のプライベートキーを管理することにより高い安全性を保っています。
まとめ
ここまで、メタマスクの概念や使用方法、注意点について解説してきました。メタマスクは近年流行していることから、注目を集めている傾向にあります。メタマスクについて理解することで、NFTを利用した個人資産の入手がよりスムーズになるでしょう。
メタマスクの始め方を理解して、個人の資産をより増やすことができるよう思案してみてはいかがでしょうか。