メタバースという言葉を最近、さまざまな場所で耳にすることが多いと思います。
それではメタバースとは一体なんなのでしょうか?
メタバースはオンライン上でアバターを介して交流したり、仕事をしたり、遊んだり出来る空間のことを言います。
このコロナ禍により自宅での作業が増えたことで急速に活用されるようになってきました。
今回の記事ではメタバースのはじめ方やメタバースのおすすめゲーム、メタバースのメリット、デメリットについて丁寧に説明していきます。
メタバースについて
この項目ではもう少し詳しくメタバースについて説明をしていきます。
メタバースとはどういうもので、どういうシーンで活用されているかを知らない状態ではじめるのは難しいでしょう。
また、ブロックチェーンとはどのように関わっているかもあわせて説明していきます。
メタバースとは?
メタバースとは簡単にいうと仮想世界のことです。
オンライン上の仮想世界でアバターを介して世界中の人とつながることができます。
メタバースの語源は「META(超)」と「Universe(宇宙)」を組み合わせた造語です。
最近、よく耳にする言葉ではありますが、実際に技術的には1997年からあるもので当時はオンラインゲームで使われてきました。
この言葉は2021年にFacebookが今後、「メタバースビジネス」に力を入れると発表し、同社の名前も「META」に変更したことで一気に私たちの生活に浸透してきました。
メタバースの具体例・利用例は?
それではどういうシーンでメタバースは実際に利用されているのでしょうか?
今、利用されている例を3つ紹介します。
一つ目はオンライン会議です。
仮想空間でアバターを介して会議を行うというもので実際に導入している企業もあります。
VRを装着することで仮想空間内のオフィスで働くこともできます。
二つ目はゲームです。
オープンワールド系のゲームもメタバースを利用していると言えるでしょう。
仮想のフィールドで自身のアバターが自由に行動して、ゲームを進めていくものです。
そして三つ目はライブでの利用です。
とくにこのコロナ禍ではそれを取り入れたアーティストも多くいました。
仮想のライブ会場でライブを楽しむというものです。
VRを装着することで実際に会場に行っているかのような臨場感も味わえます。
メタバースとブロックチェーンの関わりとは?
ブロックチェーンとは一言で説明をするとネット上の仮想通貨取引の不正を防ぐシステムのことです。
そしてその中で改ざんされない暗号資産であるNFTを作成することもできます。
NFTはシリアルナンバーのようなもので唯一無二の暗号資産です。
そのNFTはウェブアートなどに利用されています。
そんなNFTですがメタバースでも利用をされており、メタバース内の土地や建物、アイテムなどに利用をされています。
つまりメタバース内で保有している土地やアイテムはゲーム内だけで完結はせずに自身の財産になるのです。
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メタバースゲームの始め方
それではメタバースゲームのはじめ方について丁寧に説明していきます。
メタバースゲームはそれぞれのゲームの登録以外に最初にしておかないといけないことがあるのです。
この項目ではその最初にしておかないといけないことについて順を追って説明していきます。
- 仮想通貨取引所で口座を開設する
- メタバースのアカウント作成
- ゲーム内で通貨を購入する
- VR機器を購入
ステップ1 仮想通貨取引所で口座を開設する
メタバースゲーム内では共通して仮想通貨を扱うことになります。
ゲーム内のアイテムを購入するのも、またゲーム内で稼げる通貨も仮想通貨です。
そうなると必要になってくるのは仮想通貨取引所の口座です。
メタバースゲームをはじめようと思ったらまずは仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
はじめて仮想通貨を扱う場合はCoinCheckという仮想通貨取引所がおすすめです。
取引方法がシンプルで何よりも日本円に対応しているので誰でも簡単に取引ができるでしょう。
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日本のおすすめ取引所は「Coincheck(コインチェック)」
日本国内でおすすめの仮想通貨取引所は「Coincheck(コインチェック)」です。
- 17種類もの仮想通貨が上場(国内トップクラス)
- 取引手数料が無料
- 500円から始められる
Coincheckでイーサリアム(ETH)を購入したあとはMetaMaskに送金し、Persistence Bridgeと接続してPersistence(XPRT)を入手するといった流れになります。
【参考】Coincheckの口座開設方法の解説はコチラ
ステップ2 メタバースのアカウント作成
次にメタバースのアカウント作成です。
自身が興味あるメタバースゲームを探しましょう。
下記で今、話題のメタバースゲームを紹介していますので、もし気になるメタバースゲームがないという方はぜひ参考にしてみてください。
どのゲームも月々1〜2万円は稼げるゲームなのでお小遣い稼ぎにはちょうどいいでしょう。
ゲームを選んだら手順に沿ってアカウントを登録しましょう。
登録だけならそこまで難しくもなくできるはずです。
ステップ3 ゲーム内で通貨を購入する
それではゲームをはじめるためにゲーム内の通貨を購入しましょう。
ゲームによっては初期投資が必要なゲームもあります。
ただ最初は2,000円くらいの課金で留めておきましょう。
2,000円でも十分に楽しめますし、リスクを軽減することもできるからです。
それではどうやってゲーム内で通貨を購入することができるかを説明します。
まずコインチェックでビットコインを購入してください。
その後、海外の仮想通貨取引所であるBinanceで口座を開設します。
その後、コインチェックからBinanceに送金をして、Binanceでゲーム内通貨を購入してください。
Binaceを利用する理由としては国内の仮想通貨取引所では、ゲーム内通貨を購入することができないからです。
Binaceは300種類以上の銘柄を取り扱っているため、大抵のコインが購入できるのです。
ステップ4 VR機器を購入
そしてメタバースゲームに欠かせないものとしてはVR機器です。
専用のVR機器を使えばよりリアルにメタバースを体験することができます。
もし専用のVR機器をお持ちでいない場合は下記がおすすめです。
専用VR機器はどれも値段が高いですが、初めてだからこそ性能の良いVR機器を購入するべきでしょう。
下記のVR機器は完全ワイヤレスを実現して、圧倒的な処理性能を有しているために没入感が他の機器に比べて圧倒的に高いです。
また映画館にいるような臨場感を感じられるでしょう。
メタバースのおすすめゲーム3選!
それではおすすめのメタバースゲームをこの項目ではご紹介していきます。
ランキング形式でご紹介はしていきますが個人的なランキングとなっておりますので、その辺は気になさらないでください。
ゲーム内容はどれも素晴らしいものですのでご自身の趣向に合ったゲームを選んでアカウント登録しましょう。
1位 The Sandbox
まずご紹介するのは「The Sandbox」です。
このゲームの1番の特徴はゲーム内にある無料のエディタを使用して、ゲーム内で使用するアイテム、キャラクター、建築物を作ることができることでしょう。
創作方法はレゴブロックに近い感覚です。メタバース空間に自分の国を作るようなイメージです。
そしてもう一つの特徴はGameMakerという機能で、自身のメタバース空間内で自作のゲームを作ることができます。
ただどうやってお金を稼ぐことができるのかというと、自作したアイテムやキャラ、建築物をマーケットプレイスで販売することでお金を稼ぐことができるのです。
相場としては1万円前後で、高いものだと10万円以上で販売をされています。
またこのゲームはソフトバンクが105億円も出資しており、今、注目のメタバースゲームなのです。
2位 Axie Infinity
次にご紹介するのは「Axie Infinity」です。
ポケモンやドラクエに近いゲームとなっておりますので、そういったゲームをしたことがある方にとってははじめやすいゲームと言えるでしょう。
アクシーと呼ばれるモンスターを育成して、対戦させるゲームです。
アクシーはNFTとなっている為、売ることも可能です。
また、このゲームはイーサリアムのブロックチェーンゲームになっております。
ただこのゲームはスタート時にアクシーを3体購入する必要があるため、初期費用は数万円となっているため、初期費用を抑えたいと考えられている場合はハードルが高いかもしれません。
3位 Decentraland
次にご紹介するのは「Decentraland」です。
このゲームは先の2つのゲームとは違い、あまりゲーム性のないゲームとなります。
ただし、メタバースを最大限楽しめるゲームでしょう。
内容としては自身のアバターでメタバース空間内の街に生活をするというものです。
街には遊園地やゲーム場、NFT販売店や美術館もあります。
このゲーム内では「MANA」というゲーム通貨を使用して遊ぶことができます。
まだまだ発展途上のゲームではありますが、登録者数は徐々に増えている状況です。
番外編 cluster
そして最後に番外編として「cluster」を紹介します。
どうして番外編かというと、この「cluster」は厳密にいうとゲームではないからです。
完全無料でメタバース空間で活動ができるプラットフォームです。
clusterの特徴としては自分だけのメタバース空間を創造することが可能になっており、バーチャルイベントに利用されています。
たとえば企業の会社説明会や各種セミナー等で実際にすでに利用されています。
メタバースのメリット、メタバースのデメリット
メタバースを利用することで選択肢が広がり、さまざまなチャンスがあることは上記の説明でわかって頂けたことでしょう。
ただメタバースにはデメリットも存在します。
この項目ではメタバースを利用するにあたってのメリットとデメリットについて説明していきます。
メリット1 オンライン上だけで完結できる
メタバースを利用すればオンライン上だけで完結することができます。
コロナ禍で在宅勤務が増えた昨今、ZoomやSkypeが一気に浸透したかと思います。
それらと同様にメタバースを利用すれば会議や商談、新入社員の会社説明会などが、すべてオンライン上だけで完結することが出来るのです。
メタバースを利用すれば、出張費やオフィスの高い家賃など今まで掛かってきた経費を一気に削減することも可能になっております。
メリット2 メタバースを用いた新しいビジネスが生まれる
メタバースは仮想空間なので非現実的な体験をコンテンツとして提供することが可能です。
またメタバース内の土地の売買やNFTの取引など仮想空間ならではのビジネスの創出が可能でしょう。
またイベントやセミナーをしたい場合もリアルよりもメタバース内の方が手軽であるため、集客という意味でも現実世界よりも分があるといっても過言ではないと思います。
デメリット1 メタバース空間に依存してしまう
VRにてメタバース空間にいると現実世界と区別が付かなくなることがあります。
とくに長時間メタバース空間で活動をしていると没入し過ぎて、メタバース空間に依存してしまうのです。
どう考えても精神的にも肉体的にも健康ではないことは明白です。
たしかにメタバース空間は私たちの生活やビジネスを豊かにしてくれますが、飽くまでも仮想の世界に変わりありません。
現実世界あっての仮想世界ですのでくれぐれも依存はしないように気をつけましょう。
デメリット2 VRの準備がわずらわしい
メタバースとVR機器は切ってもきれない関係です。
そのため、メタバースを利用する際は毎回VR機器を準備しないといけません。
常に手元にVR機器があるという方はあまり感じないかもしれませんが、毎回準備をするのはとても煩わしいです。
とくにVR機器などと馴染みの少ない世代の方々にとっては準備の時点で憂鬱になってしまいかねません。
デメリット3 ウォレットの脆弱性
メタバース空間内でNFTを購入したり、ゲーム通貨を追加する際は必ずウォレットが必要となります。
ウォレットとは仮想空間内の財布をイメージしてください。
セキュリティに関しては年々、厳しくなってきてはいますがハッキングをされてウォレット内の仮想通貨を盗まれたという事件も多いです。
多くは利用者の不注意ですが、中にはどれだけ注意しても盗まれてしまうものもあります。
そのため、ウォレットのバージョンアップは常日頃、こまめにしておく必要があるでしょう。
メタバースをはじめる際の注意点について
それでは最後にメタバースをはじめるに当たっての注意点についてお話しします。
上記ではメタバースについてやそのメリット、デメリットをお話しました。
この項目でご説明する注意点とあわせてしっかりと理解した上でメタバースをはじめるのがおすすめです。
最初に注意点などがわかっていれば急なトラブルにも対処できますのでぜひ参考にしてみてください。
メタバースをはじめられる年齢について
メタバースは基本的に18歳以上であれば利用できます。
とくに金銭が絡んだメタバースゲームは確実に18歳以上じゃないと遊ぶことができません。
ただ中にはclusterのような無料のメタバースは18歳以下でも利用することができます。
そのため、もし心配であれば自身が興味のあるプラットフォームに年齢制限があるかないかは、先に確認しておくといいでしょう。
セルフゴックスに注意
セルフゴックスとは自身の仮想通貨を無くしてしまうことを意味します。
たとえば秘密鍵を忘れたり、違うウォレットアドレスに送金してしまったり、2段階認証中にデバイスが故障するなどです。
メタバース空間では少なからず仮想通貨を利用しますので、注意を払って取り扱わないと資産を失うこととなります。
セルフゴックスの要因は他にもありますので一度、仮想通貨を取り扱う際は、要因を調べて慎重に取り扱いましょう。
スマホよりもPCで利用する方が望ましい
スマホでもPCでも問題はなく利用できます。
ただ両方持っている場合はPCで利用することをおすすめします。
理由としてはPCの方がラグや処理という問題で優位だからです。
また操作性も現段階ではPCの方が優位ですのでPCでの利用を強くおすすめします。
ただ現時点でのお話でスマホでの対応性も徐々に上がっていますので、将来的にはスマホでも快適に利用ができるようになるかもしれません。
メタバースは課金しなくても大丈夫か?
メタバースで楽しむ分には無料のプラットフォームが多いです。
ただしメタバース内で経済活動を行いたいというのであれば、数千円〜数万円の初期投資は必要になってくるでしょう。
ただ数千円〜数万円であれば将来的に回収することができるので、もし軍資金があるのであれば先行投資として課金をしてもいいかもしれません。
もちろん課金がなくても楽しむことはできますので無理をする必要はまったくないです。
まとめ
今回の記事ではメタバースについて説明をしました。
もしメタバースに興味があったり、はじめてみようとお考えの方は記事で紹介したメタバースゲームを一度遊んでみてください。
実際に自分でメタバースを体験すれば感じ方も違うと思います。
現在、多くの企業が注目しており、導入している企業も徐々に増えている状況です。
社内の会議や就活生向けの説明会で導入されているようです。
このようにメタバースが徐々に身近な存在になりつつあります。
今のうちにゲームなどでメタバースに慣れて、環境の変化に適応していくことを強くおすすめします。